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あなたは、あなたの気持ちに正直になっていますか?その転職理由は本当の転職理由?

転職を考えたら、まずやるべきは「なんのために転職するのか」。

そんなの分かりきっているよ!という人もいるかと思います。しかし、意外に表層的な理由で転職を始める人が多く、ときには転職し終わって初めて自分か転職したい理由に気づく人もいます。

どういうことか。転職理由で必ずトップ3の中に入る項目として「お金」が挙げられます。しかし、入社の決め手にはトップ3に入っていないことが多くあります。

何故か。

それはお金が本当の離職理由ではないからです。多くの場合、お金は他の理由の代替として表出します。

「(こんな残業しているのに)給与が低い」
「(こんなクソ上司のもとで働いていて)給与が見合わない」
「(ゴマすり・アピールがうまいヤツが昇進・昇給しているのに)なぜ自分は昇給しないのか」

などなど。不満の本音は()の部分です。しかし、表に出てくるのはお金ばかり。本当の不満は我慢するから給与を要求しているにすぎません。これでは仕事の不満は解消されないでしょう。

お金を本当の転職理由にする人は「家族を養えない」「趣味や生活費に使えるお金がない」「自分のスキルと給与が見合わない(と思っている)」など、お金を必要とする具体的な理由が出てきます。

単に「給与が低い」と言っている人は本当の理由がその奥にある可能性が高い。

まずはご自身の気持ちを整理し、なぜ転職したいのか。不満の原因を明らかにしたほうが、満足する転職ができるはずです。

転職理由は大きく3つに分類されます。

  1. 働きがい

  2. 働きやすさ

  3. 働く人

働きがいはスキルアップやキャリアアップ、大きな裁量、達成感、社会への貢献などがあります。より大きな仕事がしたい、世の中に貢献・影響しているのを実感したい、自分のスキルを高めたい。仕事にやりがいを求めている人は、働きがいのための転職をすることが多いです。

それとは反対に、休みやすさ(残業時間・有給休暇)や福利厚生、仕事のストレスのなさ、心理的安全性など、働く人環境を重視する人が多いのが、働きやすさです。

日本において、転生理由の筆頭と言えるのが働く人。社長・上司、同僚といった一緒に働く人を重視します。なぜ、働く人が転職理由の筆頭なのかというと、日本の組織の多くがメンバーシップ型だからです。チームを超えた家族として働くため、仲間の能力だけでなくキャラや人格も重要になります。

以上を踏まえて、自分が今の会社の何に不満を持っているのか。何を解消したくて転職するのか。原因を明らかにすると、よりよい会社に出会えますし、転職に迷った際の判断軸にもなります。

よろしければ、サポートをしていただけると嬉しいです。サポートが今後の活動の励みになります。今後、求職者・人事担当などに有益な情報を提供していきたいと考えています。