【詩】天国の歌
彼が歌った天国の歌
まるで見てきたかのように
愛と幸福感に溢れた歌
どうしてこんな歌が唄えるのか
聞き重ねていくうちに
ふと天国からのまなざしを歌っていることに気がついた
どうして
彼は自分で歌った場所へ行けただろうか
せめてもう安らぎの中にいてほしい
今はあの歌のような愛と幸福感の中でまどろんでいてほしい
そのうち目が覚めたら
気が向いた時でいいから
またあの歌を歌ってほしい
どこよりもふさわしい場所だから
あの頃よりも
きっと響く
もっと響く
彼にも
私たちにも
きっと聞こえる
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