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◇EwaYuri食堂◇私流に残したい我が家の伝統"プライムリブロースト"レシピ

Mele Kalikimaka!(メレカリキマカ!)

ハワイ好きな方ならご存じの方も多いかと思いますが、ハワ語でメリークリスマスっていう意味です。
私は日本人なので、結婚前はクリスマスのお祝いっていう習慣はあまり身近じゃなかったんですけど、やっぱり夫がアメリカ人、そしてアメリカで長い間暮らしていますので、今ではお正月よりもクリスマスの方が大きなイベントとなっています。ちなみにアメリカではクリスマスにKFCは食べません(笑)

そのクリスマス、各家庭色々な習慣や伝統があるかと思います。我が家はクリスマスツリーに家族の思い出飾ったりするのも1つの習慣。義母がクリスマスツリーに飾っていた夫(マトさん)のファーストシューズ、ソックス、小学生の時に作った工作なんかも大切に保存して飾ってたんですよね。私はそれを引き継いで、娘や息子のファーストシューズ、学校の工作、息子が産まれた時にお友達が持ってきてくれたバルーンについてた"It's a Boy!"のサインとか、色んな思い出をオーナメントとして飾るのも、我が家の伝統となりました。ちなみに、子供たちの学校の工作って全部は取っておけないし、いつも飾ってはいないけど、年に1度クリスマスツリーに飾れる物を選んで取って置くようにしてきました。どこかで線引きしないと、物増えすぎちゃいますからね(笑)

(↓これは娘が小学生の時に学校で作ったジンジャーブレッドクッキーのオーナメント)

(↓マトさん、娘&息子のファーストシューズと、右上は息子が1年生の時、学校の工作で作ったマカロニで作った写真入りオーナメント)

残念ながら私の小さな頃の物はないんです。
でも!私の恒例はコレ↓ですっ!

"プライムリブロースト"

私の家族、親戚一同"食べること"が大好き。お正月を始めみんなで集まり、美味しい物を持ち寄り、楽しい時間を共有してきたし、その時間があったから絆も深まった部分があると思う。そりゃ家族なので、時には意見の食い違いなんかもあったりしますけど、そういう時間も含めていい思い出。

なので私流に家族の伝統として残して行ける物と言えば

"家族の食卓をスペシャル楽しくする事"

"クリスマスは食べ過ぎて苦しかったよねー"とか、"ママいつも料理作りすぎだよね(笑)"とかそういう事でもいいんだけど、家族で"美味しいね"って笑顔になった時間を子供たちの思い出にして、いつか大切な誰かが出来た時にはそういう時間を分かち合っていってほしいなとい思って日々の料理しています。

なぜ"プライムリブロースト"なのか?と言いますと、

私が食べたいから
あと豪華でクリスマスっぽいから。

という単純な理由です(笑)
理由は単純だけど、大事なのは家族で囲む食卓ですから。

プライムリブロースト

(材料)
骨つきリブロースト 9パウンド(4kg)
(Bone in Rib Roast)

塩 大さじ2
ニンニク 大きめ5片程度
ローズマリー 3本
ブラックペッパー 大さじ1
オリーブオイル大さじ3

☆今回は9パウンド/4kgのドデカイ肉を"マトさんが"選んで購入してきました。うちの家族4人で多分余裕で2ー3日楽しめる感じです。

□作り方□
このドドドーンと大物サイズをマトさんが選んで来ました。うち、何人家族でしたっけ? 私聞いてないけどサプライズゲストとか来るんですか?ってくらいのサイズ。でも少ないよりは良いかも。という訳で9パウンド/4kg!

1. シーズニングを作る。結構シンプルな材料で作りました。フレッシュローズマリーとニンニクが今回の推し食材。塩は食卓塩ではなくて"美味しい塩"を使うのも大切。自分が好きなものでいいです。私は料理全般"Hawaiian Alaea Sea Salt"というハワイ産の塩を使ってます。これ、塩気がまろやかで美味しくてオススメです。ヒマラヤンピンクソルトやシーソルト、日本だったら伯方の塩!でも良いかも。食卓塩でも出来ないことはないけど、塩がメインで味が決まる料理には、ちょっと奮発して美味しい塩使うと良いと思います。

材料をフードプロセッサーに入れます。ニンニクは皮を剥いて、ローズマリーは茎から葉の部分だけ取って入れます。ニンニクもローズマリーもフレッシュのが良いけど、手に入らなければドライの物でも大丈夫。全部フードプロセッサーに入れてガーーーッと混ぜました。

ニンニクやローズマリーはお好みで増やしてもいいし、ローズマリーの他にもタイムなどを追加しても良いかもしれません。

2. 肉にシーズニングを塗る!
全体に満遍なく塗ってください。大きな肉で大変でもしっくり返して表も裏も全体に味がつくように絡めます。この作業は小さな子供達と一緒にやっても楽しいかもしれないですね。

この作業をしたら、ラップを被せて数時間置きます。
ここで肉を室温に戻す&味を染み込ませる
肉が室温になれば焼いてOkです。
↓これは3、4時間室温で置きました。塩も染み込んで肉の色も変化してます。

☆肉は焼く前に冷蔵庫から取り出して室温に戻しておくのがポイント

3. 焼く!

アメリカのオーブン、少なくとも我が家のオーブンにはBakeとRoastというボタンがあって、これはRoastで焼きました。でも....多分BakeでもRoastでも変わらない気がします(笑) オーブンってその機種によっても焼け方のクセもあるので、今回はうちのオーブンのクセも考慮して焼き方です。

450度(230℃くらい)で10分位焼いたら、350度(175℃位)に温度を下げて2時間半位焼きました。

私も焼く温度、時間に関してはネットで調べたりしましたが、

350度で1poundにつき16分位の焼き時間

が目安。

肉の中心温度が120度になったらオーブンから取り出して、アルミホイルを被せて余熱調理。
もしミディアムレアが良ければ130度位までオーブンで焼いて良いかもしれません。

☆焼き上がり肉の中心の温度は温度計を刺してチェックする

↑ここもポイント。

面倒でもこれはした方がいい。
温度計も1つ持ってるといいと思います。
高いものじゃなくてもいいです。
うちも安いの買って、ずっと使ってます。

これ、ステーキ、チキン、ポーク、焼き上がり目安がカバーに載ってて分かりやすくて便利。

出来上がり♪

↑これを切ったら↓こんな感じ。

今回はレアで焼いたけど、ミディアムレアが好みの私的にはもうちょこっと焼いても良かった気もします。
でも塩気も染み込んで、ローズマリーの香りもとっても良かった。

オーブンから取り出して肉を休ませている間に、肉汁が少し出るので、そこがAu Jusという肉汁ソースです。脂は取り除き、私は煮詰めた赤ワインを少し合わせてソースにしました。
(↑ごめんなさい、写真忘れた。。。)

サイドにサワークリームとホースラディッシュを合わせたソースも添えます。軽く塩、こしょうも入れて混ぜただけ。

これを添えて、いただきます。

オーブンで肉を焼いている下の段が空いてるのを利用して、ローストポテトも作っちゃいました。
よく洗った皮つきポテトを一口サイズに切って、水気はペーパータオルで取り除いて、オリーブオイル、塩、こしょう、ガーリックパウダーをかけて混ぜて、お肉を焼いてるオーブンに入れて置きました。刻んだローズマリー絡めても美味しいです。

ついでにサンクスギビング買った冷凍のディナーロールの余り(市販の物)も一緒に焼いちゃう。冷凍で売ってるパン生地ですが、発酵に数時間かかるので、肉を室温に戻してる時間に同時にこれも発酵。

焼き上がりはこんな感じ。

あとはバジル風味ライムシュリンプ

と。。。。これ↓
サラダと....ニーカー(蟹)

はい、分かってます。

完全に作りすぎ、食べ過ぎ

です(笑)

でも、マトさんのホリデーシーズンの楽しみの1つに

"翌日残り物を楽しむ"

これ大事なんだって。
ペンサコーラ時代、サンクスギビングの後1週間も経って、きっともう食べられないと思ってターキー処分した事があったんですが、凄い残念がられて、17年くらい経過した今でもまだ蒸す返される食べ物の恨み(笑)
なので、いっぱい作ってたっぷり楽しんでもらいます。私も翌日は作らなくて良いから楽ですしね。

という感じの、我が家のクリスマス伝統のプライムリブローストでした。

インスタグラムでレシピリクエストくださった皆様、是非皆様の食卓にも笑顔が届きますように。

Happy Holidays!

みんなで美味しいごはんをいただきました。
ごちそうさまでした。
感謝。

エッセイに登場する”出演者”である家族に”出演料”として温泉旅行をプレゼントするのが目標です。イッテQ!の温泉同好会の様な宴会をすべく、各自芸を磨いて待機中との事ですので、サポートしていただければ幸いです。スキ、シェアだけでもすごくうれしいです。よろしくお願いしますm(‐‐)m