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2022年に【図書館で借りた本】まとめ!

2022年も残すところあと1日!
なんとか仕事納めができました、、
今年まじで大変だった、、3月くらいから記憶がおぼろげで、とにかく大変だったことしか覚えてない。大人になると1年はあっという間と言いますが、記憶がないのに、めっちゃ長かったように思います。思えば、最初に図書館で本を借りようと思ったキッカケも仕事の辛さでした。
小学校の中頃から小説にハマったのですが、ラノベ以外は"学校の図書館"で借りていました。児童書から読み始めて、高校の頃は有名どころを読もうと『吾輩は猫である』をなんとか頑張って読んだのが楽しかった。その後、大学に入るとめっきり図書館で借りることはなくなり、気になる本を買って読みました。
本を買って読んで、「なんだ、こんなもんか、期待した内容ではなかったな」と思うことがよくあり、紙の本であれば売れば多少金になりますが、電子書籍の場合はただただ無駄金と思ってしまうため、本を買おうとすることが億劫になってしまっていました。また、◯◯について調べたいと思ったときに、ネットで調べてみると、昔のようにはすぐ知識に辿りつかず、アフィリエイトやSEO対策の中身のないサイトばかりが検索上位にヒットするようになってしまい、知識欲を満たすのも難しくなっていた。(ネット自体がビッグデータの集まりになりすぎて必要な情報を抽出するのが本当に大変な時代になってしまいましたね)さらに、言葉遊びが好きなことに社会人になってから気づき、秀逸な言葉遊び=小説を読みたい!と思うようになった。
それで、「昔みたいに図書館で本借りれば無駄金使わずに知識欲、エンタメ欲満たせるじゃん!」と思った次第です。社会人になって"学校の図書館"という身近な存在はなくなってしまったが、住民税を払っているので堂々と"市の図書館"を利用すればいいのです!

電子書籍ではなく紙の方が、あとどれくらいだろうとか、読み終わった達成感とか、本読んでますよアピールとか、栞をもつ感覚とか、やはり読書体験の満足度が違いますね。
では、下記に今年図書館で借りた本を読んだ順でまとめたので、多少ネタバレを含みますがお付き合いください!

2022年4月に借りた本


--- 『文脈力こそが知性である』 (角川新書)

感想はこちら↓ 記念すべき"市の図書館"で借りた1冊目!

とにかく、当時の私の気持ちを言語化してくれていて、爽快だった。そう、こういう快感を得たくて文章を読んでいるんだったと思い出しました。


--- 『生命を守るしくみ オートファジー 老化、寿命、病気を左右する精巧なメカニズム』 (ブルーバックス 新書)

下記のボカロ曲が好きだったので、目に止まった本。

この曲をリピートで聴きながら読んだのですが、難しかったけど面白かった!
人生何があるかわからないなと思った(小並感)
少し飢餓状態にしていた方が健康になって、納豆を食べればオートファジーが活性化して健康になるらしいということだけ覚えました!
(曲のタイトルになった理由を知りたくて読んでたんですが、結局わからなかったです)


--- 『新世界より(上)(中)(下)』 (講談社文庫)

1週間で3冊読めた。続きが気になってしょうがなかった!
SFで面白いという前情報を得ていたため、少し期待しすぎました。思ったほどの展開はなかったですが、ハダカデバネズミの生態は知っていたのでなんとも言えないホラーを感じました。上巻の一気にSFになるところが一番ワクワクして面白かったです。あと、あの思い出すシーン!あそこは伏線回収とか、台詞回しとか最高にかっこよく、鳥肌立ちました。
貞操感が皆無なところで全く感情移入できなくなりましたが、興味深い世界観でした。バケネズミの薄い本をください。


--- 『ヘンな論文』 (角川学芸出版)

さすが芸人、文章がめっちゃ良い!読ませる文章でエンタメ感抜群でした。
湯たんぽのやつだけ覚えています(←)


--- 『小説 リトル・チャロ』 (角川文庫)

号泣。最高でした。
「リトル・チャロ」とは、NHKの英語学習を目的としたショートアニメシリーズ。初代シリーズが放送されていたところにどハマりして、毎月出るテキストブックも買っていました(しかし英語はできるようにならなかった)
小説が出ているとは知らなくて、あまり期待せずに借りたら、めっちゃ良かった。アニメを予習していたからアドバンテージはあったと思うんですが、心が洗われるとても良い作品でした。いつかリトルチャロについて語りたい。ドレッドが永遠の憧れです。


--- 『フレディ・マーキュリーの恋 性と心のパラドックス』 (文春新書)

目から鱗の内容だったので感想を書きました↓

脳の構造とか、遺伝子とか、どうやって興奮するのかって先天的なものもあるんだというのがわかっていたようでわかっていなかった。面白かった!

2022年5月に借りた本


--- 『物件探偵』 (新潮社)

今思いましたが、この前読んだ『イニシエーション・ラブ』の作者だ!
全く前情報なしでタイトルが面白そうで借りたんですが、予想を裏切る面白さでした!家買うの怖えw
怖い話だけじゃなくて、ほっこりな話もあって読後感がとても良かったです。


--- 『日露戦争史 20世紀最初の大国間戦争』 (中公新書)

ゴールデンカムイにどハマりして、日露戦争について知りたくて借りてみましたが、やはり難しかったです。戦争が始まる前までが結構長く大変でした。
戦況の流れを知れたのが良かったです。北海道第7師団と新潟師団や東京第1師団の位置関係とか、昔の人のかっこいい名前(?)とかを知れて満足しました。

2022年6月に借りた本


--- 『瓶詰の地獄』 (角川文庫)

当時の感想メモ:オチをください。
NHKの『ダークサイドミステリー』で予習済だったので、とっつきやすかったです。終始不穏な文体でぞわぞわと癖になる文章でした。
『ドグラ・マグラ』は学生時代に挫折したので、また挑戦したいです。


--- 『1日で学び直す哲学 常識を打ち破る思考力をつける』 (光文社新書)

面白かったので感想を書きました↓

内容が難しく、読み切るのに3週間、、ですが、満足のエンタメでした!


2022年7月〜 資格勉強のため休止期間 〜2022年10月

2022年11月に借りた本


--- 『終末のフール』 (集英社)

面白かったので感想を書きました↓

これぞエンタメ!!未だにふと思い返します。
いつまでにも心に残り続けるのがいいエンタメですね。


--- 『オリエント急行殺人事件』 (角川文庫)

名作を読みたい気分になって借りてみましたが、最後の1文がやばい!読み終わった瞬間にスタンディングオベーションでした。
いつの間にか物語に引き込まれていて、最高のエンタメですね、脱帽でした!

2022年12月に借りた本


--- 『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に抗ったのか』 (講談社現代新書)

新書を借りたと思ったが、ノンフィクション小説であり、恋文でした。
作者・鴻上 尚史さんの佐々木友次さんへの想いがこれは恋です、という感じで読んでる方が恥ずかしくなってしまいました。文章がうまく、読ませる文章なので、日本を離れるまでは涙なしでは読めないですね。
太平洋戦争末期にこういう軍人たちがいたことが思ってもおらず、勉強になりました。人生何があるかわかりませんね(二度目)


--- 『イニシエーション・ラブ』 (文春文庫)

イニシエーションとは、"通過儀礼"のこと。
大人になるための?本当の恋愛をするための?通過儀礼的恋愛は私も覚えがあります。
どんでん返しものとして前情報を持っていたので、どんなどんでん返しが待っているのかと考えながら読んだが、見事に驚きましたw
私的には、もう一人いると思います。


--- 『八つ墓村』 (角川文庫)

オリエント急行を読んで、次も名作が読みたくて借りてみましたが、変な期待をしすぎました。思ったよりオチが弱い!
第3の殺人が起こる頃まではもうこの世の地獄だよ!という気分でめちゃくちゃ面白かったです。後半が失速感が否めないと思います。"津山三十人殺し"の事前知識がありすぎてそっちの方がインパクトデカかったのも悪いですね、、
ホラー、ミステリの金字塔なのだと思いますが、今読むと普通に思ってしまう、金字塔とはそういうものですね(みんなが真似してそういう作品がメジャーになってしまうから)

来年は何を読もう?

もうすでに新書を二冊借りていて、読むのが楽しみです。
来年末にまた感想を記事にできればいいなと思います!
人生いろいろうまくいかなくて詰んで生活保護になっても、図書館があればエンタメには困らないなと思います。一生読む本無くならないと思う。
面白すぎてnoteに記事として感想が書ける作品に、たくさん出会えますように〜!

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