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開業から1年経って思うこと


明日は息子の誕生日であり、開業して1周年を迎える日でもあります。

死別の悲嘆を抱える方々に寄り添い、お話しを聴かせていただいた1年でした。
まだまだ試行錯誤していますが、なんとか1年続けることができました。

そんな1年を過ごし、私の中ではやはりグリーフに関わることを極めたい思いがより強くなってきたように思います。

先日の記事にも記載しましたが、グリーフに関わることだけでなかく、子どもの居場所支援のSWとして、性被害者支援の支援員・SWとして、はたまた就職についての記事を書くライターとして活動しています。

私の中では全て繋がっている業務ではありますが、根底にはグリーフサポートなくして私の軸はないと思っています。

50歳をすぎてからの色々なチャレンジもそうだし、個別でグリーフの相談を受けることもそうだし。

個別でグリーフの相談を受けるなかで、私自身もそうだったように死別を経験された方は孤立しがちです。
生きる意味や希望を失い、毎日起きて寝るだけでも大変な日々を過ごされています。
そういったなかで、これまでの人間関係を断ち切る方もいます。

孤立しがちな方々をつなぐというのはソーシャルワーカーとしてより重要なことではないのか、と思うようになりました。

もちろん悲嘆の症状も回復もさまざま、スピードも人それぞれです。

私のような相談員やカウンセラーに話をするのもいいし、同じような経験をされた会に行くのもいいし、思いを日記や記録に残すこともいい。

自分にあったグリーフケアをサポートするのが私の役割ではないのか

先述のように、グリーフの過程は人それぞれ

であれば、多様なサポートができるような仕組みが必要ではないか、と思うようになってきました。

今は個別でお話しをお受けすることげメインですが、お話し会のような場を作る、いつでも必要であれば気軽にお茶を飲みながら話せる場所がある・・・

そんなことをしたいなぁ・・・という思いがより強くなってきました。

かといって今すぐそういった場所を用意することができないのが実情です。

それは他の業務との兼ね合いや資金面や環境面でもそう。

どこに場所を作るのか、どういった場所がいいのか

ネットで賃貸物件と睨めっこしている日々です。

本当は1周年でこういった場所を提供できればよかったのですが、もう少し時間がかかりそうです・・・

いろいろな活動ができるように

とはいえ、何もしないでいるのは何も進まないので取り急ぎホームページも新たに作成しました。

その中にもグリーフの活動について記載しています。

グリーフサポートを必要とされている方々だけではなく、グリーフについての啓蒙活動にも力を入れていきたいな、と思っています。

人は生きていれば誰でも死別を経験します。その時に「グリーフ」「悲嘆」という言葉を知っているだけでも、自分が死別を経験した時に少しは違うと思うのです。

人は誰でも死別を経験するのにグリーフのことはほとんど認知されていません。日本では年間156万人の方が亡くなっています。

ということは、その背景には156万人のご遺族がいて、悲嘆を抱えていることになります。

自分より親が先に亡くなるのは当たり前だと頭で理解していても、悲しくないことはありません。

死別は自分が思うよりもはるかに大きなストレスとなります。

そういった時にグリーフの知識が少しあれば今の状態はふつうなんだ、と思えることで少し気が楽になるかもしれません。

まだつながっていない方々にもグリーフとは、をお伝えしていきたい

基本的にズボラな性格なため、noteを含めたSNS発信が滞りがちですが💦
情報発信も力をいれていきたいと思います。

愛する人を喪った方々の哀しみに寄り添い、哀しみと共に歩き出すための支えとなり、ともに歩んでいきたいと考えています。

これからもよろしくお願いいたします。


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