小説『マイ・ブラウン・シュガー』<あらすじ/各話リンク>
「…この恋を素直に抱きしめていたかった」
あらすじ
カフェで出会った高校生のユリとヒロはある日をきっかけにお互い惹かれ始めていた。灰色な日常に差すその柔らかく温かい2人の時間を必死に守ろうとするが、感情に翻弄されて関係は瞬く間に形を変化させていく。時間が経ち、入り乱れる感情に向き合って出した答えにやっと辿り着いた時、彼らはある秘密を知ることに。全ての理由が明らかになった時、2人を待ち受ける悲しい結末とはーー。
青い痛みと心の春を映す脆くて繊細なラブストーリー。
相関図&登場人物
相関図
登場人物紹介
ユリ
周りに合わせて生きることが当たり前な女の子。本音を言うことが苦手で、常にキャラクターを演じている感覚で人と接している。ヒロ
人との関わりを極力避けて生きている男の子。誰にも言えない秘密を持ち、常に自分を否定し続けている。タクト
誰とでも対等でフレンドリーに話す茶髪の明るい男の子。笑顔の奥に悩みを抱えつつも、誰にも明かせずにいる。カンナ
人に惚れやすく常に恋愛をしていたい女の子。感情や人間関係に敏感で、人を巻き込んで自分を守っている。ショウタ
人あたりも要領も良いと周囲によく言われる男の子。基本何でも器用にこなせる反面、熱中することがほとんどない。ラン
人と話すことが大好きな女の子。話したい事があれば臆せず誰にでも話しかけ、口が開けば止まらない。
各話リンク
第一章:苦さを忘れた黒い蜜{1〜30話}
高校生のユリはカンナ先輩にカフェに誘われ、バイトのヒロと出会う。最初は特別な印象を持っていなかったものの、ある日をきっかけに少しずつ近づいていく2人の距離。彼らはその穏やかな時間に自然と居心地の良さを感じ始めていた。そしてゆっくりとある気持ちに気がついていく。
1. ささやかな夕方
〈-①- ユリ〉…第一話
〈-②- ヒロ〉…第二話
〈-③- ユリ〉…第三話
〈-④- ヒロ〉…第四話
〈-⑤- ユリ〉…第五話
〈-⑥- ユリ〉…第六話
2. 茜色のグラデーション
〈-①- ヒロ〉…第七話
〈-②- ユリ〉…第八話
〈-③- ヒロ〉…第九話
〈-④- ユリ〉…第十話
〈-⑤- ヒロ〉…第十一話
〈-⑥- ユリ〉…第十二話
3. 弾ける雨音
〈-①- ヒロ〉…第十三話
〈-②- ユリ〉…第十四話
〈-③- ヒロ〉…第十五話
〈-④- ユリ〉…第十六話
〈-⑤- ヒロ〉…第十七話
〈-⑥- ユリ〉…第十八話
4. 溶け出したわたあめ
〈-①- ヒロ〉…第十九話
〈-②- ユリ〉…第二十話
〈-③- ヒロ〉…第二十一話
〈-④- ユリ〉…第二十二話
〈-⑤- ユリ〉…第二十三話
〈-⑥- ヒロ〉…第二十四話
5. 恋と寒空
〈-①- ユリ〉…第二十五話
〈-②- ヒロ〉…第二十六話
〈-③- ユリ〉…第二十七話
〈-④- ヒロ〉…第二十八話
〈-⑤- ユリ〉…第二十九話
〈-⑥- ヒロ〉…第三十話
第二章:歪な青春地図{31話〜}
春になり高校3年生になっても二人はまだ素直になれずお互いの距離は変わらずのままだった。更に進路選択の時期が刻一刻と迫る。悩みが増えていく中、抑えられなくなっていく感情。秘密を持つヒロと本音を話すのが苦手なユリは自分の気持ちに戸惑いつつ、少しずつ前進していく。そしてタクトもまた、ひっそりと抱える悩みがあった。
1. 暗黒の未来スコープ
〈-①- ユリ〉…第三十一話
〈-②- ヒロ〉…第三十二話
〈-③- ユリ〉…第三十三話
〈-④- ヒロ〉…第三十四話
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