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正解は自分のために自分が決めればいい話。

ジエノゲスト服用、経過報告シリーズ。

待望のシリーズ化!! みたいな書き方。

服薬開始後2週間(前回)


不正出血もほぼなし。何の前触れもなく消えた。オリモノカラーが少し濃い目のような気もしないでもない程度。
頭痛も下腹部痛もなし、時々狂ったように瞬間的な睡魔に襲われることはあるものの 日常生活に支障はなし。


服用開始後3週間(現在)


「不正出血ほぼなし」だった2週間目から一度ぶり返しはしたものの、すぐに出血も治まった。
もしかすると、性行為による触発もあるのかもしれない。

不正出血中に性行為をしてもいいのか という疑問については
前回登録したアスクドクターなるお医者さんに質問できるサイトで、別の人が質問しているのを拝見した。

大丈夫らしい。
生理とは違うので、感染症リスクが高まったりするわけでもないそうだ。あとは自分の気持ちの問題 みたいなことが書かれていた。

そういうもんか。

相手を汚すのも嫌なので、私は気にならない程度の出血になるまでできなかったけど、アスクドクター的には そういうもんらしい。


ちなみに、ちょうど3週間目に突入した昨日から
頭痛が止まらない。
いつもの片頭痛とはちょっと違う、全体的な痛み。

痛み止めのロキソニンは飲んだけど
効いててコレなのか、効いてないのか分からない。

仕事はできるレベル。
でもずっと頭痛い。

こめかみを手で押さえるとちょっと楽。

効いてるかわからん薬を飲むのもなんか腑に落ちないので、日中はこめかみを揉んで耐えた。


*****


そして
ちょうど服用3週間が経過する直前の土曜日、追加でジエノゲストを処方してもらうべく診察を受けた。

その日は10時に予約を入れていたんだけど
『緊急帝王切開の手術が入ってしまったため時間をズラしてもらえないか』と病院から連絡が入った。

ちょうど、同級生の妊婦が2日前に緊急帝王切開で子供を産んだばかりだった。

私は薬をもらうだけだし、平日行けないから今日貰えるなら何時でもいいYOと伝えて 受付終了直前の時間帯に変更した。


変更後の予定時間より少し早めに到着した病院では
同じように予約を延期した患者さんも含めて人が溢れかえっていて
いつもに増して待ち時間が長かった。

そして、すごく妊婦さんが多かった。

ほとんどの人が大きなお腹を抱えて座っていて
世の中にはこんなに妊婦さんがおるんかい と思った。


先生は、診察の時間短縮も兼ねているからか
診察室のドアが開いた瞬間に患者に話しかけるタイプの人なので

その第一声でその人が妊婦さんかどうかがある程度わかってしまう。


大きなお腹を抱えていなくても

ドアが開いたと同時に先生が大きな声で
『つわりはどう?』
と聞けば

この人も妊婦さんか と思ったり

第一声でわからなくても
エコーの心音が聴こえたりしてわかることもある。



いつもより長い待ち時間で
いつもより診察室に近い場所で
自分以外の患者さんにかける先生の言葉をずっと聞いていた。


私の勘違いかもしれないし
ちょっとした被害妄想もあるのかもしれないけど

この場所だから正直に感じたことを綴ると

先生は妊婦さんにとても優しい。
声のトーンも、話し方も、全然違う。


私は【妊活をしない】ことを決めて通っている分際である。

そのことを伝えて薬を変えてもらう意思表示をした際に、先生の言葉や表情に冷たさを感じてしまって、少なからずその時の悲しみを忘れられずにいる。

治療さえ受けられればそれでいい、と思っていたし
心理的な部分を分かってもらうなんておこがましいと自分に言い聞かせていた。

私の他にも同じように、妊活が目的ではなく治療として通っているだけの人はいると思う。

子供を作らない選択をした理由まで
説明していないし聞かれてもいない。
一般的に考えて、産婦人科ではそこまで踏み込むことでもないんだとは思う。


でも
どう表現したらよいのか分からないけれど

いつも【妊活を頑張らない】と決めたことが、大人の女性として【悪いこと】のように感じてしまう。

薬を変えると決めて以降、病院に行く度に、診察を受ける度に、そう思ってしまう自分がいて 帰り道 とても辛くなる。


妊婦さんに優しく接することも
これから頑張るお母さんに寄り添う気持ちも
素晴らしいと思う。

妊娠も出産も奇跡だし
いろんな覚悟を決めて挑んでいると思うから
部外者で他人の私ですら応援したいと思う。


ただ、子供を持たないと決めた人間にも
いろんな理由があって

例えば世の中には、子供はできたけど
いろんな理由で諦めなきゃいけないケースだってあるわけで


子供を作らないことも
意図せず子供を諦めなきゃいけない場合も

そういう選択も、間違いじゃないよ。

って

他でもない医療の立場から言ってもらいたい という気持ちがあるのかもしれない。


私自身がどこかで
子供を持たないという決断をしたことにずっと罪悪感があるからそう思うのかもしれないけれど

子供を持たないと決めることにだって、覚悟が必要だったと
分かってほしい。


お母さんが大変で毎日頑張っているという事実について、もちろんその通りだという前提は置いておいて
お母さんにならなかった女性だって頑張っている人もいる。
お母さんになりたくてもなれなかった女性だって別の意味で頑張っている。


そういう人にも、寄り添ってもらいたいと
願っているんだな、私は。

信頼して身体のコントロールを任せている先生だからこそ。



明らかに自分を大事に思ってくれている、我々の幸せを応援してくれている家族や友人に受け止めてもらえることも
これ以上ない幸せではある。それは間違いない。

ただ
そういう余計な気持ちも入らない、単なる「患者と医者」という立場であり、医学の知識を持って妊娠や出産に向き合っている人が 

もし、逆の覚悟 も同じように認めてくれたら

それだけで気持ちが楽になる患者もいることを、知ってほしいと思ってしまった 土曜日でした。



驚くほどにメンタルの不調が落ち着いたと自覚のあった私も、少しだけ涙もろいオバサンに戻っている。

何もかも薬や女体を理由にせず
単体で復活する努力は惜しんでいない。


寝る前のストレッチや筋トレを多めにこなすことで
気持ちのリフレッシュに繋がることを発見したり

何より、とにかくよく寝ることが一番心の回復に繋がることだって知っている。


人の妊娠や出産を喜ぶ気持ちだって、変わっていない。



今の病院に通い続けることが精神的な負担になるなら
転院を考えればいい話だ。

もう少しだけ様子を見ながら
自分にも優しく、選択する余裕を持とうと思う。



がんばれ

幸せになるために考えて決めたこと


どんな決断も、間違ってないぞ。

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