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ルーベンス著(2018)『ルーベンス画集 世界の名画シリーズ』楽しく読む名作出版会

わかりやすい解説

フランダースの犬のネロとパトラッシュでは無いけれど、何となく一度は実物を鑑賞してみたい画家のひとりには間違いない。

そのルーベンスの絵も、まじまじと見たことはほとんどなく、画集も今回kindle unlimitedで無料レンタルだからこそ、始めて手にして鑑賞した次第である。

わたしはiPadmini5を利用して鑑賞しているが、本画集は簡潔な解説と画を見るための適切な補助がしっかりしている。

たとえばルーベンスの絵の中に登場する神々等の擬人化されたところなどが記載されており、わたしたち絵画をみるための全くの素人にとっては、ありがたいほどの丁寧さがある。

内容も500ページを越えており、ルーベンスの名画を鑑賞するには適度な満足感を得られる。

何よりも、実際の美術館では、ひとつの作品の前に長い時間佇むことはできないけれど、画集の場合は細かいところまで観察し、かつ、iPadで拡大してみたり出来ることから、全くの本物を見る訳では無いが、それでもその筆使いの妙まで感じとることが可能である。

ルーベンスの絵を脳裏に焼き付けておくと、いずれ来る虹を渡る日に本物に会いに行かなくても、まぶたの中でその色彩を放ってくれるだろう…

そして、ぐっすりと眠れるのかも知れない。
ありがとうルーベンス…

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