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ピーテル・パウル・ルーベンス著・西洋美術研究会編集(2022)『ルーベンス「マリー・ド・メディシスの生涯」全画集』kindle版

ルーベンスの作品を身近に見られる贅沢さ

ルーベンスの「マリー・ド・メディシスの生涯」が一冊にまとめられた画集です。

当時のフランス王大后であるマリー・ド・メディシスの半生を主題にした21枚の絵画と、彼女の両親の肖像画3枚が収められています。

現在はルーブル美術館に収められている作品のようです。わたしも以前、旅行でルーブル美術館には足を運びましたが、美術館の全部を見ようという意志が先行して、ルーベンスの作品だけをじっくりと鑑賞することはできませんでした。

こうしてkindle上で拝見すると、俯瞰して絵の全容がわかり、小さな画面でも感動する次第…

デジカメや写真がない時代に、絵画は現実と想像を上手く融合させて、そのなかに何らかの意味をこめていたことが伝わってきます。

その偉大な想像力が発揮された作品を身近に眺められることは、現代の贅沢な時間の過ごし方かも知れない。

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