不安を受け入れた後に起こった奇跡|人に恵まれ勇気づけられ武者震いした3月
3月5日
前日、訪れたコーヒー屋さんのレベチなクオリティの高さにショックを受けた翌日。
落ち込む気持ちを受け止めて、弱い自分を肯定して、そうして一歩家を出たところ、人にとっては些細な、でも私にとっては人生初の凄い奇跡が起きた日の話です。
この日は、親しくさせて頂いている、友人ロースター兼バリスタさんのお店に伺いました。コーヒーセミナーの為に、彼の焙煎するコーヒー豆を使用させて頂けませんか?と、ご相談させて頂く為です。
現在は千葉県の東松戸で活躍中のhano coffeeさんです。
ご自身で焙煎もコーヒー抽出もケーキ作りも全てをこなし、自らの手でご自身の道をコツコツと築き続けている姿、
独りよがりではなく、本当に地域のお客様の喜ぶ味を考えて焙煎し、メニューを作っていることが伝わる、本当に尊敬するバリスタさんです。
彼の生み出す温かい世界観やお店の雰囲気、独立してどんどん夢を形にする姿に、私はいつも本当に勇気付けられています!
そんな尊敬する彼のコーヒーを頂きに、ふとお店を訪れたところ、
コーヒーカウンターでは何やら英語が飛び交っていらっしゃる。
(わくわく!!いち英語学習者として、私も混ざりたい!)
彼、ハノケン君のお店の雰囲気が和やかで、とても良かったことと、
会話中の方は、旅先で人との会話を楽しみたいタイプのツーリストさんだとお見受けしたので、私も思い切ってエイッ!と英語で話しかけました。
すると、そこからはなんと丸1時間ほど会話が弾みました。(主に彼の母国ドイツのコーヒーカルチャーについて尋ねたり、普段どんなコーヒーの淹れ方をしているのかなどお喋りできました。)
私はこれまで、
英会話レッスンや接客での英語、仕事で英語でコーヒーテイスティング(=コーヒーのプレゼン)をするなど、決まりきった環境でしか英語を使うことが無かったので、
こうして偶然、隣に居合わせた海外の方と、英語で会話を楽しめた出来事は、人生で初めてだったんです。
と、本当に心が躍りました。
「英語を話せる自分になる」と言う私の夢が実現した瞬間でした。
私は学生時代に全く英語をやってこなかった人間なので、
コーヒーに出会ってから、
「コーヒーの魅力をお店に来られた海外のお客様にも、ちゃんとお伝えできるようになりたい」「英語力をつけて、海外のコーヒー生産地視察に行けるようになりたい」
と、社会人になってから勉強を始めました。
でも英語学習って、本当に地道な長い道のりというか、
コツコツ英単語を覚えて、何度も英会レッスンを受けても、すぐに話せるようにはならないんですよね。
近道や特別な魔法はなく、ひたすら泥臭く勉強を積み重ねるしかないんですよね。
だけど、諦めずにずっと勉強し続けると、
やっぱりちゃんと"夢って叶う"んですね。
そんなワクワクしたエネルギーが全身を駆け巡ったのち、私はそのエネルギーから有難いギフトを受け取ります。
前回の記事に書いたように、私は昨日まで、自分のバリスタとしての経験不足や勉強不足を痛感して、「こんな自分に夢を形に出来るだろうか」と逃げ腰でいたのですが、
この人生初体験、英語でコミュニケーションが楽しめる自分になっている!と言う夢が叶った後は、その不安が吹き飛びました。
昨日は、自分の実力の無さに落ち込んで
逃げたくなって
でも、その気持ちをちゃんと受け止めて
抱きしめて
認めてあげたら
なんか翌日にはすごいギフトを頂いたような出来事が起きた。
ちゃんと、私の人生が、私を応援してくれている―
うつ病で休職中だけど
自分の道を必死で探して
悩んで
できることを1つ1つ動いてみて
落ち込むことがあっても
上手く行かないことが辛くても
体調が悪くて絶望しても
自分を励まして
また前を見つめると、
ちゃんと道が拓けていく。
今迄積み重ねてきた地道な努力は、必要な時に自分の力になってくれて、自分の背中を押して支えてくれる。
こうして、この日も感謝で胸がいっぱいになりました。
初めて海外の方と、1時間近く英語で盛り上がれた経験にも興奮しましたが、
こんな素晴らしい雰囲気のお店を運営しているハノケン君や、
私に英語を学ぶ楽しさを教えてくれたCaro先生、
休職中の私のことをきっと心配しつつ待っていて下さる方、
自分を取り巻く温かさ、感じる流れに、勇気づけられ、武者震いしたような1日でした。
夢は必ず叶う。
そうして、何か自分の人生に自分で励まされたような流れに身をゆだね、コーヒーセミナーの準備を進めたのでした。(つづくっ!)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?