三石理論研究所の公式note

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三石理論研究所の公式noteです。 三石巌が発信してきた情報をご提供させていただきます。 ▽HPはこちら https://mitsuishiriron.com/

マガジン

  • 92歳 三石巌のどうぞ、お先に

    三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回)

  • 三石巌の分子栄養学講座

    三石巌が1983年に初めて分子栄養学を勉強される方へ向けて書いたものです。

最近の記事

92歳 三石巌のどうぞお先に 31

三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回) NK細胞増加法免疫療法は他人の血が効果的とも  百五十年ほど前の話だが、イギリスにロバート・ブラウンって名前の植物学者がいたんだ。かれは水にうかべた花粉を顕微鏡でのぞいておったまげたもんだ。この話をこどもにしちゃいけない。理科の時間におそわっているおそれがあるんだな。  花粉にはヒレもべん毛もありゃしない。ということは、じぶんで動けるはずはないってこと

    • 三石巌の分子栄養学講座−4

      この文章は三石巌が1984年に初めて分子栄養学を勉強される方へ向けて書いたものです。 ニュートリオロジー ここまでの話で、分子栄養学というもののアウトラインはおわかりでしょう。それは、遺伝子栄養学、または、DNA栄養学といってよいもの、と私は考えます。 分子栄養学の主張のなかには、従来の栄養学を、古典的なもの、古いものとする思想があります。極端な言い方が許されるなら、古典栄養学は、科学の資格をそなえていない、と考えることができるでしょう。そのことは、古典栄養学の英語が、

      • 92歳 三石巌のどうぞお先に 30

        三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回) NK細胞とがん細胞ひっきりなしに跳びはねる  キトサンやキチンもひとつの物質じゃない。そのなかには化学処理をしたいろいろな物質が含まれてる。キトサンのはたらきについて前にいったのは、NK(ナチュラル・キラー)細胞の活性化だった。がん細胞の天敵をいきおいづけることだ。  いいことを聞いた。さっそく(キトサンを含む)カニの甲羅のくすりをやってみよう、とが

        • 92歳 三石巌のどうぞお先に 29

          三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回) キトサン秘話カニの甲羅利用から出発  インターフェロンってことばは聞いたことがあるだろう。例のC型肝炎にきくっていわれているくすりだよ。  これはアメリカで評判になったもんだから、日本でも使うようになった。だが、おなじC型肝炎でもアメリカものと日本ものとではウイルスのタイプがちがう。それで日本じゃ評判を落としたってことさ。  もともとインターフェロンは

        92歳 三石巌のどうぞお先に 31

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        • 92歳 三石巌のどうぞ、お先に
          32本
        • 三石巌の分子栄養学講座
          4本

        記事

          三石巌の分子栄養学講座−3

          この文章は三石巌が1984年に初めて分子栄養学を勉強される方へ向けて書いたものです。 個体差はタンパク質の違い 皮膚の移植手術は、やけどや、皮膚の手術のあとでは、よくおこなわれます。そのとき、移植する皮膚は、本人のものに限ります。もし、一卵性双生児の兄弟がいるのなら、その人のものを使うことができます。 私たちの身体は、いうまでもなく、自分のものです。自分の皮膚がどうにかなったのなら、修復のためには自分の皮膚をもってこなければなりません。 自分のものを「自己」というなら、

          三石巌の分子栄養学講座−3

          92歳 三石巌のどうぞお先に 28

          三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回) がん予防隊若いうちは自前で間に合うが  がんといえば、逸見(政孝)さんの名前がでてくる。かれは教訓を二つ残してくれた。  ひとつは、がんのおそるべき手ごわさだ。もうひとつは、医者先生がなかまの事件をすっぱぬいてくれたことだ。  近藤誠氏というレッキとしたがん専門医の本によると、がんか、がんでないかの見わけがいいかげんだから、がんでないものを切っちゃう

          92歳 三石巌のどうぞお先に 28

          92歳 三石巌のどうぞお先に 27

          三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回) 遺伝子電子ドロボーにやられ、がんに   『健康には注意してます』『食べ物にも気をつけてます』なんて口ぐせのようにいう人がいるだろう。すきをみて、活性酸素を知っているかどうか、きいてみるんだな。  もしそれを知らないっていったら、健康も栄養もめちゃくちゃだね。活性酸素について少しはかじっていないと話にならん。なにしろこいつは電子ドロボーなんだからな。活性

          92歳 三石巌のどうぞお先に 27

          三石巌の分子栄養学講座−2

          この文章は三石巌が1984年に初めて分子栄養学を勉強される方へ向けて書いたものです。 個体差の栄養学 古典栄養学は、カロリー計算や栄養のバランスの主張となりました。そこには、ビタミンは潤滑油のような役割をもつ栄養物質であって、微量で足りるという考え方があります。これは極言すれば、私たちが生きていくための条件をもとめる科学にすぎないといえるでしょう。病気も寿命も体質も、そこでは問題にされません。 私どもの関心事は、生存の条件ではなく、能力の問題であり、老化の問題であり、病

          三石巌の分子栄養学講座−2

          92歳 三石巌のどうぞお先に 26

          三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回) 尿酸老化の元凶をしまつする  このまえ尿酸の話がでた。このことばをきくと痛風もちはギクッとくるだろう。なんにも知らない人間は馬耳東風だ。知識がなければウマとはちがわないってことさ。のんきなもんだ。  だが、尿酸がスカベンジャー(成人病や老化の元凶とされる活性酸素をしまつしてくれる物質の総称)だときいていたら反応はちがってくるだろう。『知は力なり』ってい

          92歳 三石巌のどうぞお先に 26

          92歳 三石巌のどうぞお先に 25

          三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回) スポーツ40歳を過ぎたらほどほどに  ここまできたら、この連載のタイトル『どうぞ、お先に』の意味がはっきりしたんじゃないかな。寿命をちぢめる犯人がうきぼりにされたんだから。そいつをやっつけるスカベンジャーの紹介もすんだじゃないか。  スポーツがからだにわるいっていう話があるけれど、それもからんでくるんだ。ジョギングを考え出して本をかいたフィックス先生

          92歳 三石巌のどうぞお先に 25

          92歳 三石巌のどうぞお先に 24

          三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回) 植物のスカベンジャー活性酸素の種類と環境により多種  やさいといってもいいが、植物ってものがスカベンジャー(成人病や老化の元凶とされる活性酸素をしまつしてくれる物質の総称)をいろいろもっていることを、キミはどう思う。紫外線のことはとっくに書いたが、この問題はそれだけじゃかたづかないはずだ。  だけど、ヒントはもうだしてある。ベータカロチンが油のなか

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          92歳 三石巌のどうぞお先に 32

          三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回) NK細胞の正体ひっぱりだこのタンパク質  NK(ナチュラルキラー)細胞について、ずいぶんとPRしてきた。ここまでくると、「自力でそれを増やすことができたらいい」とだれしも思うだろう。それについての情報をすこしばかり並べることにする。  前に書いたことだが、キトサンがそれを増やすって話がある。セールストークかどうかわからんがね。  もうひとつ、笑いがNK

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          三石巌の分子栄養学講座−1

          この文章は三石巌が1984年に初めて分子栄養学を勉強される方へ向けて書いたものです。 分子栄養学とは 分子栄養学だなどいわれると、聞いたことのない言葉として、耳にひびくことでしょう。恐らく、大方の人は、栄養物質について分子レベルで考える学問ではないか、と想像することでしょう。 私たちの口にはいる、パンも、バターも、味噌も、豆腐も、せんぶつめれば、全ては分子の集合体です。万物は分子の集合体なのですから、食品も例外ではないということです。 分子栄養学という言葉は、私の造語で

          三石巌の分子栄養学講座−1

          92歳 三石巌のどうぞお先に 23

          三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回) スカベンジャーのとりかた活性酸素に負けない量をとる  ボクが使っているスカベンジャー(成人病や老化の元凶とされる活性酸素をしまつしてくれる物質の総称)は低分子化したフラボノイドだけじゃない。がんにも脳卒中にも心不全にも腎(じん)不全にもなりたくないし、なりゆきの老化はいやだ。  だから活性酸素にたいしては万全のそなえをしているつもりなんだ。その中心にな

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          三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回) ボクのスカベンジャー低分子化したフラボノイド  スカベンジャー(老化や成人病の元凶とされる活性酸素をしまつしてくれる“掃除屋”の総称)のありがたみが、そろそろわかってきたかな。  ものごとをちゃんと考えようとおもったら、かたくるしいことばを使わないといけないってこと、わかってもらえるかな。活性酸素とか、キサントフィル(カロチンなどと同じ色素物質のひとつ

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          三石巌が1994年から産経新聞に掲載していた「92歳 三石巌のどうぞお先に」の記事を掲載させたいただきます。(全49回) 効果を実証足首の捻挫の痛みを忘れていた  今週は、スカベンジャー(電子ドロボー=活性酸素をしまつしてくれる掃除屋)のご利益を一席。  ボクは勉強会をもっている。自宅のやつは『偶然と必然』の講義でオープンだ。だれがきたって歓迎する。学士会館(東京)のやつはオープンじゃない。  昨年のある日の朝、学士会館へいくために門をでた。そのとたんに階段をふみはずして

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