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柔術を武術的に再生する

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「柔術を武術的に再生する」とはどういうことか?に関する私の考え方を具体例を挙げて紹介しています。
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記事一覧

モンジバカと鎌手詰

1 皆さんは、試合やスパーリングでリストロックを使われる事があるだろうか?  私は、古流…

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柔術を武術的に再生する -その5- 下からの「腕ひしぎ十字固め」

1 私は、BJJの稽古を始めてから今日に至るまで、クローズドガードからの「腕ひしぎ十字固め…

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藤田 正和
2か月前
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柔術を武術的に再生する-その4-「裸締」を例に

1 ようやく『柔術大学』を紹介する記事を書き終えたので、今回はリラックスして「裸締」につ…

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柔術を武術的に再生する-その3-「送り襟締め」を例に

1 今回は後ろからの「送り襟締め」について考察する。BJJや柔道では誰でも知っているが、意…

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柔術を武術的に再生する-その2-前三角を例に

1 柔道や柔術には「三角締め」という技がある。総合格闘技でもよく使われるため柔術の中では…

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柔術を武術的に再生する-下からの十字締めを例に-

1 以前から何度か「柔術を武術的に再生する」という事を書いてきたが、「柔術を武術的に再生…

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武道と武術とスポーツ

1 私はタツラー(武道家の内田樹先生の熱狂的なファンの事をそう呼ぶらしい)という程ではないが、内田先生の著作はなるべく目を通すようにしている。  内田先生は20代で始められた合気道(居合その他)の稽古を40年以上に渡って続けておられるが、内田先生の言葉には長年の稽古を通して培われた身体的実感がこもっていて、いつも「なるほど!」と唸らされる。  話は私が古流柔術の稽古をしていた頃に遡るが、昔道場の先輩にあたる人物から「武道は何のためにあるとお前は思うか?」と聞かれ、「さあ、よく