福田崚平@ストレングスコーチ|NSCA-CSCS

トレーニング指導を生業としています。/アスリートやトレーニーの方々に向けて有益な情報を…

福田崚平@ストレングスコーチ|NSCA-CSCS

トレーニング指導を生業としています。/アスリートやトレーニーの方々に向けて有益な情報を発信していきます。/strength & conditioning coach/personal trainer

マガジン

  • S&Cコーチとしての考え方まとめ

    S&Cコーチとしての私の考え方を綴った記事をまとめています。 現場に出たばかりのS&Cコーチや、S&Cコーチを志す学生などの参考になると幸いです。

最近の記事

【#16】『競技の動きが”こう”なんだから、ウエイトトレーニングも”こう”やれ!』ってかなりの危険思想だよなぁ

先日、指導先のグラウンドにて別の団体が練習を行ってました。 練習の中でウエイトを用いてSQのような種目をやっていたのですが、その際にその団体のコーチ?の方が『〇〇(←その競技の技術の話)のときは体はこう動く。だからスクワットもこうやるんだ!』とおっしゃってました。 これが耳に入った瞬間、私は『いや、なんでやねん!』と心の中でツッコミを入れてしまいました。(私はゴリゴリの関東人) 今回はこの出来事を参考に、ウエイトトレーニングと競技技術の関係について考えをまとめていきたいと

    • 【#15】SNSなんかで簡単に情報が手に入る世の中ですが、一旦トレーニング効果と競技パフォーマンスの関係について考えてみてよ。

      情報社会の現代では、さまざまな情報に触れることができます。 SNSではウエイトトレーニングのみならず、スプリントトレーニングやジャンプトレーニング、ムーブメントトレーニングなどさまざまなトレーニングが流れてきます。 その中で、例えば、『これさえやっておけ球速があがる!』とか『〇〇(←競技の名前が入る)選手はこのトレーニングで競技パフォーマンスアップ!』みたいなものも多く見られると思います。 こういった文言を見るたびに、本当にそうかなと疑問が浮かびます。 ただ、トレーニン

      • 【#14】S&Cコーチはトレーニング指導だけでなく競技の練習を観察することもすごく大事

        *今回の内容はS&Cコーチ向けです。 現在帯同しているチームでシーズンインし、春の試合に向け徐々に練習強度が高まってきました。 ここから、チーム練習(戦術や連携の確認等)を経て試合に向かっていきます。 加えて、オフシーズン中にリハビリを終え、徐々に競技練習に復帰していく選手も増えており、練習時に対応するリハビリ/リコンディショニングもだいぶ減ってきました。 復帰した選手には二度とこちら側に帰ってこないよう頑張ってもらいたいところです(親心的な感情) 練習時のリハビリ対応

        • 【#13】ジムでいきなりアームカールから始めるのモッタイナイ。

          ジムでは様々な方がトレーニングに励んでいます。 私は職業柄、人のトレーニングを観察してしまう癖あるのですが、いきなりアームカールやサイドレイズなどの種目を行う人がたまにいます。 これ、個人的にかなりモッタイナイ。 今回はトレーニングにおける種目選びの順番について私の考え方を紹介していきたいと思います。 トレーニングの順番、気にしてますか?トレーニングをある程度行っている方ならわかると思いますが、エクササイズを行っていくにつれて、後半はどんどん疲れてきますよね。 例えば、

        【#16】『競技の動きが”こう”なんだから、ウエイトトレーニングも”こう”やれ!』ってかなりの危険思想だよなぁ

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        • S&Cコーチとしての考え方まとめ
          8本
          ¥500

        記事

          【#12】潰れるまで追い込め!っていうけど、ほんとに必要ですか?って話

          ウエイトトレーニングを行なう中で 重量が重すぎたり、回数が多すぎたりすると、途中で潰れてしまうことがあるかと思います。 トレーニング界隈では時に、 『ウエイトトレーニングは潰れるまで追い込んでナンボ』みたいな主張がよく見られます。 特に競技コーチと話しをしていると多いのですが、 自分の体験なんかを元に限界まで追い込むことが良いとして、『潰れるまでやりきらせたほうがいい!』なんていう方もいたりします。 潰れるまで追い込んだほうがいいってほんとに合ってますかね?? 今回は

          【#12】潰れるまで追い込め!っていうけど、ほんとに必要ですか?って話

          【#11】BIG3の重量アップのためにやったこと 〜プログラム編〜

          日頃からBIG3を軸にトレーニングをしていますが、夏頃に、体調不良によりトレーニングを一時的に休んだタイミングがありました。 体調が回復したのち、徐々にトレーニングを再開したのですが、特にSQとDLのフォームが崩れており、時折腰に痛みが出るようになっていました。 早急にフォームの見直しと改善を行い、フォームは修正できたものの、新しいフォームでは使用重量が一時的に下がってしまいました。 しかし今回紹介するプログラムを行うによって、より腰に痛みが出ずに出力ができるようになり

          【#11】BIG3の重量アップのためにやったこと 〜プログラム編〜

          【#10】コンディショニングプログラムの作り方

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          【#10】コンディショニングプログラムの作り方

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          【#9】疲労とパフォーマンスとリカバリー

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          【#8】上半身の種目だからって、ハムストリング肉離をれしたばかりの選手にベントオーバローやらせちゃダメでしょ。

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          【#8】上半身の種目だからって、ハムストリング肉離をれしたばかりの選手にベントオーバローやらせちゃダメでしょ。

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          【#7】どこにでもいる社会学部の部活大好き大学生が、大学卒業から4年後にNSCA-CSCSを取得した話

          この記事を書こうとした経緯CSCSは、S&Cコーチになろうと志した際、最初に取得を目指した資格です。 体育学部卒業でも、現場経験もなかった私は、 この資格を取得できる=S&Cとして勉強した一つの証 になると考え、受験を決意しました。 大学4年時、当時のS&Cコーチの影響もあり、卒業後はS&Cコーチとしてチームに帯同することを一つの目標としておりました。 そこで、目標達成のための第1歩としてCSCSの受験を決めます。 結果的に、決意してから受験までに5年を要することにな

          【#7】どこにでもいる社会学部の部活大好き大学生が、大学卒業から4年後にNSCA-CSCSを取得した話

          【#6】エコロジカル・アプローチを読んで 〜難解でありながら単純な理論〜

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          【#5】なぜトレーニングが必要なのか。〜S&Cとしての私の考え方〜

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          【#4】レジスタンストレーニングのプログラムデザインについての考え方

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          【#3】シーズン中のトレーニングについての考え方

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          【#2】トレーニングの原理・原則②

          こんにちは! ストレングスコンディショニングコーチをしています、ふくちゃんです。 このノートでは、トレーニングをする全ての人たち(特に初心者〜中級者)にむけた情報を発信しています! 今回は前回に引き続き、トレーニングの原理・原則について書いていきます。 トレーニングの原則『原則』とは、一般的に適用される根本的な法則を指します。 『原理』が一般的に、物事を成り立たせる法則であること、すなわち、トレーニングの原理というのは、トレーニングがトレーニングとして成り立つ上での法則と

          【#2】トレーニングの原理・原則②

          【#1】トレーニングの原理・原則①

          トレーニングには、原理・原則があります。 ストレングスコンディショニングコーチとして、メニューを作成する機会がたくさんありますが、その原理・原則に則ったメニューになっているか必ず確認しています。 今回は、忘れられがちなのかな〜と感じる(完全な主観です)、トレーニングの原理・原則について考えていきます。 トレーニングの原理『原理』とは、一般的に、物事を成り立たせる法則などを指します。 すなわち、トレーニングの原理というのは、トレーニングがトレーニングとして成り立つ上での法則

          【#1】トレーニングの原理・原則①