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「普通」が結局いちばん強い

どうも、普通の人間です。
私はいわゆる普通、ノーマルオブノーマルな人間です。

どのくらい普通かというと、高校は偏差値50ぐらい、統計で言う正規分布の一番尖っている所にいると言っても過言ではありません。

統計でいう正規分布の頂点です。正規分布(極)

顔も至って普通。抜群にモテることも無ければ、総じて嫌われることもない、そんな人間です。

まさに普通を極めた男。普通(極)と呼んでいただいても結構です。

巷ではよく、「人間はみんな違ってみんな良い」とか「同じ人はふたりとしていない、唯一無二」など言われています。

いやいやそんな訳ないだろと

今やもう全世界には80億人以上もの人間がいます。
だったらその中で1人や2人、全く同じ人間がいることもあると思います。

「私は唯一無二の存在だ」と思いたい気持ちも分かりますが、唯一無二の存在なんて母から見た子供ぐらいです。

同じような人間なんてそこら中にいっぱいいます。

アリを見て「この子の第二関節はこっちの子よりも小さい」なんて思わないはずです。「あらみんな一緒、みんなアリンコ」と思うでしょう。

でも唯一無二じゃないからと言って悲観するのも違います。
ましてや普通だからといって無理に尖ろうとするのもおかしな話です。

実は普通って最強です。

普通だからこそ一番強くて、一番幸せになれると思います。
今回は普通は最強について話していきたいと思います。

普通は最強

世の中には「個性を磨け」とか「みんなとは違う道へ行け」なんて言葉やアドバイスで溢れています。

「じゃあみんなとは違うことをしよう!」なんて短絡的に考えて、醤油をペロペロしたり張り切ってYouTuberになろうとするわけです。

いやいや待てと。

なぜみんなと同じ道を行くのがダメなのか。
なぜみんなと違う道に行けば特別な人間になれると思うのか。

そこの説明ができる人や本ってあまりありません。

例えば会社員とフリーランス。2022年時点で会社員の割合は約9割で、フリーランスは1割です。

日本の労働者は約6,600万人。つまり日本人の3人に1人しか働いていない。

世間的に言うと会社員の方が普通です。『会社員になりました』の記事より『フリーランスになりました』の記事の方が注目を集めやすいので、どちらが一般的かわかりやすいと思います。

じゃあ、もしフリーランスを選んだ場合はどうなるか。

私も会社員を辞めてフリーランスになった身なのでよくわかります。一言でいうと、寂しいです。

一応経営のトップ(厳密には法人ではないため社長ではありません)なので、事業を行う上での全責任が降りかかってきます。

集客はどうするか、今後この事業でやっていけるか、法人化するか、キャッシュレスを導入するかどうかなど。

そんな内容を経営者の友人がいればまた話は別ですが、基本的に相談できる相手は自分しかいません。ましてや従業員に相談なんかできません。

そうなるとまあ、寂しい寂しい。どれだけ会社員を羨ましいと思ったことか

結局フリーランスはやめる予定ですが、やっぱり寂しさや幸せかどうかを考えると会社員の方が自分には合ってるかもしれません。

普通とは違う道を行くともちろん裕福になったり、会社員としてのストレスは減るかもしれません。

しかしまた新たな悩みや寂しさ、違ったストレスを感じることになります。幸せの総量で考えると、やっぱり普通の会社員の方が幸せになる確率は高いように思います。

普通にできるって結構難しい

例えば、小さい頃から神童と呼ばれ、1つのことに夢中になってそれが仕事になっている。

そんな人に憧れたりします。

「1つのことに夢中になれるのっていいなぁ」とか、
「好きなことを仕事にできて羨ましいなぁ」とか。

私は1つのことに集中したり、やりたいことも無いので、のらりくらり適当に日々を過ごしています。

確かに何かひとつに特化したり、特別な才能を持つことに憧れを抱きます。

ですが、私にもともと特別な才能はありませんし、何か1つのことに集中したことすらありません。

まあ、私も普通(極)なので才能ある人に妬みや嫉みを感じることもあります。でもそれよりも普通にできることの方が重要なように思います。

会社員なら普通に仕事ができる。結構、難易度高めです。

普通に仕事ができるとは、
・ホウレンソウがきちっとできる
・仕事を可もなく不可もなくこなせる
・人の話をちゃんと聞いたり、意見を言うことができる
・円滑なコミュニケーションが取れる
など。

就活生のころに思い描いていたThe・会社員の姿です。

でも実際は全然違う。私が新卒で入社した会社は腐っても大手でした。

そんな大手の会社でも仕事しないヤツはいるわ、約束は忘れるわ、会議をすっぽかすわ、そんな人がゴロゴロいます。

きちっと普通に仕事ができる人間は少なかったように思います(逆にお前はどうなんだ!と言われれば、、うっ、あ、う・・)。

また、普通に仕事ができる人の方が上司に信頼されたり、昇進するのが早かったりする傾向がありました。

余談です。とある経営者から聞いた話で、「一番給料が良くて昇進が速いのはどんな人か」という話があります。それは、営業成績がトップだったり、自分の意見をハッキリ言う人ではなく、上司に好かれている人とのこと。結局自分の給料や昇進を決めるのはあくまで上司。たとえ営業成績が良かろうと、自分の意見を言えようと、多少仕事ができなくても上司を気軽に飲みに誘えるような人間には勝てないとおっしゃってました。

つまり普通に仕事ができる(+普通に聞いたり話せる)だけで自ずと評価が高くなります。なら普通にできることを普通に極めるしかありません。

幸せの総量はみな同じ

私はどんなに成功した人も、普通の人も、落ちぶれた人も人生全体における幸せの総量は同じだと思っています。

例えばビルゲイツ、彼はいまや世界トップレベルの大金持ちですが、それによって幸せかどうかは分かりません。

ましてや子供のころはコンピューターオタクだったそうなので、例えば私たちが幸せだと感じた学校終わりのマクドは経験してないかもしれません。

反対に生活保護を受けている方にしても、詳しくは知りませんがギャンブルで借金を背負ってホームレスになった話をよく耳にします。

彼らはギャンブルで当たったり負けたりして、それが楽しいからハマってしまうわけです。

会社員があくせく働いている間にギャンブルで楽しいことをしていた。そのつけが回ってきたと考えると、幸も不幸も同じぐらい経験していると思います。

つまりどんな生き方をしても幸せの量も、不幸の量も同じだと考えると、普通で生きようが派手に生きようが、特別幸せになることなんかありません。

なら安定かつ人と多く関われる普通の会社員(極)の生き方がベストのように思います。

おわり

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