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「実は私ってすごいスキルを持ってるんじゃね?」と気づかせてくれる記事

さて、最近は新入社員が退職代行を使って辞めていると聞いて、「か、画期的なアイデアだぁ~」とひたすら感心している次第です。

まあ退職の手続きなんて厄介でしかないですからね、代行してもらえるならそれはそれで良いと思います。

私の場合だと、前の会社を辞めるときに4回ほど最後の挨拶をさせられ、「もうええわ」と思いながら渋々した記憶があります(最後の方は「え~、飛ぶ鳥後を濁さずなんて言いますが、そもそもお前は飛ぶなという話ですが~」とか言ってました)。

まあ時代が時代ですし、退職するのは全然良いと思います(うちの猫もそう言ってます)。ただその後、転職するのがまた大変ですよね。

1から企業に応募して、履歴書書いて、面接では「なぜ辞めたのか」説明して、というのを繰り返さなければいけません。転職面接の代行ビジネスでも立ち上げれば儲かるような気がします。

そんな時に何かスキルがあれば転職もしやすいのですが、無ければなかなか難しいのが現状です。ましてや、新入社員ですぐ辞めたケースや第二新卒の場合も、あまりスキルと言えるものがないことが多いのではないでしょうか。

さて、ここからが本題です。

すぐやめた新入社員や第二新卒には、本当にスキルと呼べるものは無いのでしょうか。よくよく考えてみれば、20年近く生きてきて、全くスキルがないなんてことはあり得るのでしょうか。

他にも、「自分になんのスキルもない」と思ってる人は本当にスキルがないのでしょうか。

ただ気づいてないだけで、本人がそれを強みだと思ってないだけじゃないか。そんな話をぶちまけようと思います。

家族や友人の中でそれをできる人は何人いるか?

例えば自分には何もスキルがないと思っていても、意外と他人より簡単にできることや、他人よりも優れていることがあったりします。

さてそれはどう見つけるのか。

まずは「家族や友人の中で(自分のスキル)をできる人は何人いるか?」を考えてみましょう。

例えば、「微分・積分ができる」というスキル。高校で習う数学なので、高校を卒業した人なら一度は習ったことがあるはずです。

微分積分を生み出し大魔神:ニュートン

これができると言える人は、身の回りの家族や友人の中で何人いるでしょうか。もしかしたら、10人中1人、2人とかかもしれませんね。

ということは、微分・積分ができるというスキルの価値は10人に1人しかできないスキルということになります(結構貴重だと思います)。

他にも自動車の運転が難なくこなせることや、英語の文章がスラスラ読める人、うまいツッコミができる人など、当たり前なようで意外とできないスキルって結構あります。

そのスキルを持ってる人の数を調べてみる

案外、自分の持ってるスキルや資格などについて、「日本でどのくらい同じスキルを持った人がいるのか」を調べることはありません。しかし、この際ちょっと調べてみようじゃありませんか。

・自動車免許:8,199万人(令和2年末時点)
・TOEIC700点以上:35.7%(全受験者中)
・弁護士:4万2,164人(2020年3月時点)

自動車免許は全国民の約3分の2が持っていますね。ましてや16歳以上(免許取得可能年齢)になると80%以上もの人が所持しているとのこと。

ここから分かることは、たとえ転職の求人票に「必須条件:運転免許保有」なんて書かれていてもほとんどの人が当てはまるということです(30万近くかけたのに持ってるのが普通となると、資格面でみたらコスパ悪い)。

TOEICについても、受験者のうち700点以上が3人に1人もいるわけですから、なかなか多いなぁと感じます(ただ英語を得意とする人しか受けないので英語ができる証明にはなるかもしれませんが)。

適当にマークシート塗り潰せば200点は取れる説

後は弁護士ですね。弁護士の資格は日本国内でも最難関を誇っています。つまり最難関の資格を取るだけで、0.03%以下の貴重な人材になれるということです。

確かに私の周りにも弁護士の資格を持った人はいませんし、そもそも士業の人がいません。少し前から「弁護士増えすぎ問題」なんて言われてますが、民間企業の法務部やコンサルタントとして就業してしまえば、平均以上かつある程度裕福な暮らしは確保されてると思います。

インターネット上ではハイスペックが多い

「自分にはスキルがない」と思う大きな原因として、インターネット上やSNS上にハイスペックな人間が多すぎるという問題が挙げられます。

実際にWebサイトやSNSを利用していると、やたらとハイスペックな人間や、スゴイ経歴の持ち主が多いように感じます。

まあ実際はハイスペックな人材なんてほとんどいません。少ないからこそハイスペックと言えるのであり、そんなわんさかいればハイスペックとは言えなくなります。

ましてや、年収が1,000万円超えてる人材なんて全人口の5%しかいないワケです。SNSで稼いでいる人以外で、そんな人がSNSに時間を割くとはあまり考えられないように思います。

じゃあなぜ自分がみじめになるほどハイスペックが多くいるように感じてしまうのか。それは、「SNSの構造上そうなってしまう」と言った方が正しいかもしれません。

SNS上では基本的に憧れの職に就いている人や、お金持ち、ハイスペックな人物をどうしても崇めてしまう傾向があります。

それが、たとえどんな投稿であろうといいね数やフォローが増えることによって、より多く目に付くこととなり、まるでハイスペックな人が多いように感じてしまうという訳です。

そんなSNS上のハイスペックな人材を見て、悲惨に思う必要はないですし、なんなら「私も頑張ってこんな風になる」と一念発起するのも良いと思います。

スキルがないのではなく、案外気づいてないだけという話でした。

おわり

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