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#116 これからの社会に求められるイノベーションを中心とした企業活動


最近はイノベーションということを色々と考えています。
今日は現時点で考えているイノベーション論を簡単にまとめていきます。

イノベーションを経営の中心にする

イノベーションとは「試行錯誤すること」でやってみないと成功するかも分からないものです。

でも、誰も喜んで失敗なんてしたくないはず。失敗を許容する環境、そのための仕込みが大事です。それが、個人として組織としてイノベーション活動につながる経験値になっていくはず。

新しいイノベーションに取り組むことが大事だということは、頭ではやると分かっていても実際は出来ないことも多いです。そこには、勇気をもってイノベーションを実践することです。

イノベーションにつながるような新しい種は中身も脆弱でいくらでも突っ込みどころはあります。潰そうと思えばいくらでもダメ出しをできます。自分が担当している間に無難な成果を上げるには、イノベーションに挑戦しない方が一見効率的です。

それは、過去の方法論が使えますし、高い確率での成功できます。ただ、会社という組織で全てがこういった思考が強まっていくと、長期的には衰退していきます。

誰かが勇気をもってイノベーションを起こしていく行動をしていかないとダメなのです。

そこには少しでも光るものを見つけて勇気を出して、前に進んでいけるかが重要になってきます。それが出来る会社が数年後に大きく飛躍できると信じています。

今までは普通の経営の一部でイノベーションをやってきました。今はイノベーションを経営の中心にしていくことが大事です。

個人の成果を全体の集合知につなげていく

他社の技術や市場での有意性などをうまく誤魔化して自分たちの技術をアピールする

効果的なイノベーションマネージメントは、自律的最適追求力を高めて、その成果を集合知にするためには、自律的集合知の基礎が不可欠になってきます。

それぞれの個人が熱意を発揮して成果を上げていきます。ただ、その成果が必ずしも全体が求める集合知になっていないケースが散見されます。

そういったケースでは投資に見合った利益が得られないので、個人の成果が全て組織としての集合知に貢献する必要があります。そこには組織としてのビジョンが必要になっており、マネジメントが必要なのです。

ビジョンの重要性は昨日のnoteを参照ください。

そういったことが出来る企業が、高収益・持続的成長が可能な存在価値のある存在になっていけるはずです。

新製品や新規事業の創造には、経営層が如何に新製品創造に関わっていくことが大事です。下の方から上がってくる企画案に〇×をつけているだけではダメで自ら積極的に新規事業創造に絡んでいく必要があります。

それらしく役割分担をしているようでも、トップに立つ経営層が自分ゴト化していく覚悟を持っていないと、結局は一体感を持って新規事業が進めることはできないでしょう。

細かい作業をするのではなく、ビジョンや方向性を決めていく作業はトップがやらないと迷走するだけです。

そうなると担当者はインプットの機会ばかり増えてアウトプットの場がなくなります。特に優秀な人はアウトプットを繰り返しで自己成長を実現したいと思っている人が多いので、そういった職場ではエンゲージメントが低下します。

ゲームチェンジが起こっている

既に世の中でイノベーションに関するところで大きな変化が起こってきています。

欧州を中心にイノベーションマネジメントというプロフェッショナルな職業が生まれてきています。今まではプロダクトマネジメントなどのように学問体系を含めて構築されてきました。今後は新しい学問体系が構築され、そういったプロが増えてくると思っています。

世の中の状況が大きく変化してきており、個人の想い、情熱、暗黙知などが問われてきています。そういった個人を活かしていけるマネジメントがイノベーティブな企業を作り出していきます。

幸せの定義とそれがもたらす高い創造性

また、幸せが創造性を産み出して、イノベーティブな組織につながっていきます。

幸せな人は創造性が3倍高いと言われています。また、幸せな人は仲間が多様で、友達が多様な人は幸せになるとの報告もあります。つまり、「幸せ」、「多様」、「創造性」は高い相関があって、結局幸せな人は創造性が高いということです。

過去の研究では幸せの因子は下記であると言われているそうです。これは直感的に理解できますよね。

1. やってみよう
2. ありがとう
3. なんとかなる
4. ありのままに

他人との比較で勝った幸福感は長続きしないので、自分らしく生きることが大事です。イノベーションは社内の多くの人から指摘をされます。それに対抗して、自分の価値観の中で何かを実現したいという想いを持ち続けられることができる人が本当のイノベーターです。

今日はイノベーションということについて、記事をまとめました。如何でしたでしょうか?

まずは自分が幸せになることが大事です。


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