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おばちゃんが教えてくれた幸せの話


以前、大阪に住んでいるもうすぐ80歳になる親戚のおばちゃんの家に初めて泊まりに行った。

おばちゃんとは、数年ぶりの再会だったが祖母にそっくりなのもあり、すぐにいつもの感じで接することができた。


おばちゃんの家の周辺は大阪とは思えないほど自然豊かで、静かで過ごしやすい場所だった。



家の周辺を散歩しながら色々な話をした。



おばちゃんがどんな生活をしているのか聞いたことがなかったからすごく生き生きと老後生活を楽しんでいたことを初めて知った🌿



地域のボランティアをしたり

近くの大学に勉強をしにいったり

絵の教室や花の教室に通ったり

おじちゃんと旅行に行ったり




こんなに充実した老後生活を送っている人と初めて出会った。



話の中でいきなりこんなことを言われた


「ともちゃん、日本一の場所に連れていって
くれるような人と結婚しなさい」



私はおばちゃんに彼氏がいるなど話してもいないのに急にそんなことを言われて少し動揺しつつ
(祖母から聞いていた可能性もあるが笑)

「どういうこと?」
と不思議そうな顔をしながらおばちゃんを見た。



「私な!叔父ちゃんと結婚して本当に良かったって思った出来事があったの。」

「それはな、一緒に富士山を登ってくれたこと!」

「途中で高山病になって、最後までは登れんやったんやけどな、こんなに綺麗な景色を生きている中で見れるとは思ってなかったからほんまに感動したんよ!」


と嬉しそうに話してくれた。


本当に素敵な理想の夫婦像だと思った。


富士山に登る前2人で何度も体力作りをしたり、散歩をしたそうだ。


日本一の場所に連れていってくれる人と付き合いたいとも結婚したいとも私の中で発想がなかった。


しかし、おばちゃんが嬉しそうに幸せそうに話してくれる姿を見て私まで嬉しい気持ちになった。


おばちゃんの喜びを私にも体感してほしいという
想いを込めて言ってくれた


「日本一の場所に連れて
行ってくれるような人と結婚しなさい」


きっとこの言葉は「富士山を一緒に登ってくれる人」という意味ではなくて、


「人生の中で生きてて良かった、生きてきた中で
1番幸せな瞬間を共に過ごしてくれる人」


そんな人と結婚してほしいと思って言ってくれたのだと私は解釈した。


このメッセージは私にとって『宝物』になった。



私はまだおばちゃんが生きてきた中の半分以下の人生しか送っていないけれど、

いつか孫や大切な人ができた時に、人生で1番嬉しかった経験を伝えられるような人生を送りたい!


そんなふうに思った幸せを感じる出来事でした🌱



見出しの画像で選んだ花は

『ハナダイコン』

                 と言います。



この花の花言葉は

『変わらぬ愛』

                 だそうです。


おばちゃんが話してくれた愛に溢れる素敵なお話

おばちゃんにピッタリだと思いこの写真を選びました💕


これからも元気で愛の溢れる姿を見せてね!
おばちゃん大好きー!✨

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