悲しくない音楽なんてあるのだろうか?(お尻ぺんぺんの打楽器奏者と出会った日)
ベルギーで勉強していた頃、学校にアメリカの凄い打楽器奏者が来たことがあった。確かあっちの学校は2月か3月頃にマスタークラスの時期があって、外部からいろいろなプレイヤーや作曲者たちが学校にやって来て公開レッスンをしてくれていた。
その打楽器奏者は凄かった。
見た目は普通のおじさんだ。あんまり髪の毛がなかった。まず、最初に凄い数の打楽器を並べてそのなかでまるで鬼神が舞うような打楽器ソロを披露した。
30分近くもあったかと思う。
大曲だった。全て暗譜。
それで僕たちは度肝も抜か