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稲穂の会津

こんばんは、Gaku @gakufeed です。

少し前のお話ですが、会津の稲穂が見たくて先月柳津町に行ったときのエピソードです。柳津町は福島の中でもとくに自分が気に入っている場所のひとつです。暮らしのすぐそばにいつも只見川があって、となりを走る只見線がなんとも素敵です。秋には柿がなり、冬になるとトタン屋根に雪が積もり、レトロな日本の風景と人影に心暖まります。

ちなみにタイトルの写真は会津柳津駅からすぐ西側にあるスキー場の跡地から撮影しました。昔は運営してたのでしょうか。今はもう廃墟となっていました。レストハウスにたどり着くとあたり一面に大きなススキが広がっていて、山から見下ろす感覚はいつもと視点がちがくて楽しい。あらためてハイアングルって良いなーと思いました。

柳津町はこんな感じの日本の田舎です。斎藤清という日本人の版画家が世界的に有名で、地元会津の版画を数多く残しています。とくに「会津の冬」が有名で、町に斎藤清美術館があるくらいなのでお近くにもし来たらぜひ一度は寄ってみてください。版画ってカッコいいですよね。

そして、柳津町といえば只見川と赤い橋が印象に残ります。斎藤清も作品として描いていますね。試しにインスタグラムで検索してみたんですが、この橋をバックにして記念写真を撮られる方が多いですね。画面のいちばん奥に見えるのは会津柳津のシンボル福満虚空蔵尊圓蔵寺です。素敵ですね。

このとき、スキー場に上がる道路は1本のじゃり道で、農家の方に軽トラをよけていただきました。お話を聞くと収穫は10月中には終わるとのことでした。スキー場までは車でゆっくり走れば行けるとのことでしたので、レストハウスに向かおうとしたのですが、ん?あんまり景色が良かったので、「写真を撮らせてもらえますか?」っていうと、嬉しいことに撮影に応じてくれました。思いもしなかった稲穂の会津にふさわしいポートレートが撮れました。

写真をやっていると、偶然にも絶妙なタイミングがやってきて、ためらってしまうともう二度と来ないことがあります。それは、もう二度と会えない人たちかもしれません。だから、せめてシャッターを切るときくらいは友達のように笑顔で相手の方に感謝の気持ちをこめて写真を撮るのです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。今日のエピソードはここまでになります。

最後に少しだけ今月の予定のお話をさせてください。11月は「会津の秋」をまとめた記事を書こうと企画しています。その機会にでも只見線や秋の会津の魅力を発信できたらいいなと思っています。また、福島に来られることあれば是非一緒に写真を撮りましょう。お気軽にご連絡ください。

それでは、またお会いしましょう。

Gaku Yamashita / 山下 がく
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