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【戦略】「得意」発「売上増」行きの列車に乗れ!

商売において、その中でも自社の得意とする分野を抽出する。そこに磨きをかけることで売上増は夢じゃない、という話

「○○屋とはこういうもんだ」という固定観念。

市場が求めていることに応える、という意味では正しいと思う。だが、正直自身の商売の中でも得意な分野とそうでない分野はないだろうか?



冒頭のセリフはわたしが長年所属している業界団体でよく飛び交うもので、確かにケーキ屋はケーキを売って価値を出すし、洋服屋は洋服を売って価値を出す、という意味では間違ってはいない。

ただ、この固定観念の怖さは、ケーキ屋はシュークリームからショートケーキ、モンブランにチーズケーキと誰もがケーキ屋に求めるラインナップがあってこそケーキ屋たるもの、として抑え込んでしまうようなもの。



カーキ屋の中にはショートケーキは得意だが、チーズケーキはあまり自信がない、なんて店だってあるだろう。

それならばいっそのことショートケーキのみに絞って、ショートケーキをこよなく愛する人を対象に戦略を練った方がうまくいく可能性がある。



ケーキ屋の例はやや暴論であるが、ようは商売の内容を考えたとき、これをやっているときはイキイキしちゃうな、という分野があると思うのだ。

であればそこだけを抽出し、他の不得意な分野は他者に任せるか、思い切って排除してしまうことで強みを最大化することが可能になる。



ケーキ屋の話に戻せば、ショートケーキ専門店でもいいし、ショートケーキ以外のケーキは外注化するでもよし、とにかく得意な分野のみを磨きに磨いてピカピカにすることで競合より抜きん出ることは可能だ。



わたしに関していえば、営業や戦略を練ること以外は苦手である。以前はそれでもなんとかその他の作業をこなしていたが、やっぱり苦手なものは苦手なのだ。

それならばいっそのこと苦手な作業は他の人にやってもらおう、ということで外注化を進め、それでも残る苦手分野は思い切ってやめてしまった。

そうなるとわたしの仕事は得意分野のみとなり、その分野での価値をさらに向上させていくことに成功した。



まだまだピカピカといレベルではないが、それでも磨きがいのある得意分野であるし、そこに割く時間はストレスも少ない。

「○○屋」という定義は自身で決めればいい。その中で自分を輝かせることのできる舞台を作り上げていくだけだ。

自社の特性を活かし、生産性の最大化をねらえ!


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