道草食べながら帰ったあの頃、今はお取り寄せで楽しむ野草の味
子供の頃、地区にあるお店が片手で数えられるくらいしかない田舎に住んでいました。小学校近くの商店か、農協ストアか、そんなもんです。
買い食いはダメでしたし、当然買う店もありません。ですから、いつも食べられる草や実を探して摘みながら帰りました。
そんな経験を元に、野草に関するこんな記事を書かせていただきました。街に蔓延るドクダミの生命力に関心しつつ。
【食べられる夏の野草を調理して野山の香りを食卓に】
https://www.bukkenmatome.nxin.jp/life/cl-event/cm-summer/27217/
食べられる野草って意外とあります。そして、山菜もそうですが、クセがあるのが面白いんですよね。
最近のガストロノミーレストラン界隈でも野草とジビエは注目されているとか。
でも、私が思うのは、自然を食卓に表現する、なんて大それたこととかではなく、子供の頃から田舎の当たり前としてあった季節の食をまた見直して、お届けできればなということです。
東京のど真ん中で野草を摘むわけにはいかないので、いろんな地方の知り合いの農家さんなどからお取り寄せしています。
野草の手取り早い食べ方は、天ぷらかおひたしになりますよね。でも、ジェノベーゼやピザも割と美味しいと私は思います。アクは水に晒すか重曹水につければなんとかなる、とも思っています。
おいでくださりありがとうございます。 不器用な料理人、たぬき女将が季節の食材、料理、方言にまつわるよもやま話を綴っています。おまけレシピもありますよ。