見出し画像

ラーメン4.0@開業日記#96 色の心理効果

今日は色に関する心理効果を書いていこうと思います。
飲食店でも、盛り付け・メニュー・広告など色を意識しないと失敗してしまう場面もありますのでしっかりと色の心理効果を考えていく必要があります。
それでは今日も最後までよろしくお願いいたします。

色が及ぼす心理効果

近年、色の心理効果は科学的にも明らかにされています。
色によってモノのイメージを押し出したり、人の気分を変えたり、状況によっては健康面に影響する場合もあります。
ここでは、一般的に共通する効果について上げていきます。

寒色と暖色
寒さや冷たさを感じさせる色を「寒色」、暖かさを感じさせる色を「暖色」といいます。
寒色は主に、青、青緑、青紫などが該当し、暖色は、赤、橙、黄色などが該当します。
また、どちらにも該当しない黄緑、緑、紫などを中性色といいます。

軽い色と重い色
明度が高い明るい色は軽く感じ、明度が低い暗い色は重たく感じます。
最も軽い色は白で、最も重い色は黒になります。

興奮色と沈静色
主に暖色系で彩度が高い色は、興奮感を与える効果があります。
一方、寒色系で彩度が低い色は、心理状態を落ち着かせる沈静効果があります。

柔らかい色と堅い色
暖色系で明度が高く、彩度が低い色は、柔らかく見えます。
一方、寒色系で明度が低く、彩度が高い色は、堅く見えます。

進出色と後退色
迫ってくるように見える色を進出色、遠くにあるように見える色を後退色といいます。
一般的に暖色系の色や明るい色が進出して見え、寒色系の色や暗い色が後退して見えます。

膨張色と収縮色
同じ大きさなのに大きく見える色と小さく見える色があり、大きく見える色を膨張色、小さく見える色を収縮色といいます。
大きく見える膨張色は迫ってくるように感じ、小さく見える収縮色は遠くにあるように感じるので、膨張色は進出色と、収縮色は後退色とほぼ同じ属性の色になります。

色が喚起するイメージ

色にはあるイメージや雰囲気、感情などを喚起させる効果があります。
この効果をデザインに活かすことで、イメージや情報を正しく伝える可能性を高められます。

白     純粋、清潔、神聖、正義 空虚、無
グレー   落ち着き、大人、真面目 抑うつ、迷い、不信
黒     高級感、重厚感、威厳 恐怖、絶望、不吉、悪、死
赤     情熱、活力、興奮、高揚 怒り、暴力、警戒
橙     喜び、活発、陽気、明るい、暖かい ー
黄色    愉快、元気、軽快、希望、無邪気 注意、注目
緑     安らぎ、癒し、調和、安定、若々しい、健康、やさしい ー
青     知的、落ち着き、信頼感、誠実、爽快感 悲哀、冷たい、孤独
紫     上品、優雅、妖艶、神秘、高貴 不安
ピンク   可愛い、幸福、愛情 ー

私たちの生活の中には様々な情報が存在し、8割以上を視覚から得ています。
そんな視覚から得られる情報の中でも色は心理的な効果があり、人の感情を動かすことも可能になります。もちろん、色の心理効果をうまく活用したデザインは人に与える影響も大きいでしょう。
本記事の内容を参考に、あなたも色の心理効果を普段の生活や仕事に活用してみてはいかがでしょうか。普段どんなところでどのような色が使われているのか探ってみるのも面白いかもしれません。

それではまた明日!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?