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議会制民主主義の終焉

そもそも議会制民主主義の存在自体が、もう限界であると思うんです。
それは1998年にモンゴルを旅して、モンゴルの人たちと生活を共にしたことでハッキリと感じました。

当時のモンゴルは1980年代後半に興ったソビエトのペレストロイカ(民主化運動)に追従する形で急速に資本主義経済に移行していく段階でした。自国の産業が乏しいモンゴルは、激しいインフレに見舞われていました。

なにしろ「お金を稼ぐ為に仕事をする」という価値観がないので、当然ながらお金に対する価値観も西側(資本主義側)の世界に生きる我々とは大きく異なるのです。

これはなにも遠い草原の国のお話というわけではありません。

社会主義が消滅すれば民主主義もまた、その存在意義を失ってしまうのです。

日本での議会制民主主義は社会党が消滅した段階でうまく機能しなくなりました。形骸化した議会制民主主義が現在の日本の政治であると思っています。

社会党と自民党が拮抗してお互いに議論を戦わせることでなんとかバランスが取れていたのが自民党に対抗する大きな力を持った勢力が無くなり、先の衆院選では憲法改正案を稟議するのに必要な3分の2を与党側が確保してしまい、かなり独裁に近い状態になってしまいました。

憲法改正についてはたびたび議論がありましたが、宮澤前首相などの青年期に戦争を体験した世代の自民党に属する政治家は、「あの戦争を二度と繰り返してはいけない」、「憲法第9条を堅持しなければいけない」という現行の憲法に対する矜恃というものを持ち合わせていました。

ぼくにとっては自民党も公明党も維新の会も、立憲民主党も共産党もれいわ新選組も、一緒です。
単純に政治的な思想が異なるというだけで、所詮同じ穴のムジナであるという認識しか持てません。

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