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私のファンレターの書き方(我流)

 ファンレターに関して思うことがあったので書きました。単なる私のファンレターの書き方です。なんとなく、手紙を書くことに二の足を踏んでいる人がいるようなので、一読者ただのファン視点ですが、私が送るときに気をつけていることと、心構え等を箇条書きにする感じて記載します。


【 宛先は書籍の奥付編集部へ 】

 基本的に宛先は、書籍の一番後ろに記載してある出版社の住所へ送ります。親切にファンレターの宛先はこちら!と明記されている作品もあるので、そちらに出すのが一番かと。そして、作家先生のお名前だけでなく、作品名を「 ○○○ 」と送り先とともに書くと、受け取った人が誰に渡せばいいのか分かりやすくなるので、はっきりと大きく記述する。また、読者がいる、作家さんにファンがしっかりついていることが編集部にダイレクトに伝わるのでアピールになっていい。
 どこに送ればいいのか迷ったら、出版社様の方が詳しいでしょうから、送りたい作品or作家さんのホームページで調べるなどして直接問い合わせるといいのかもしれませんね。


【 ご意見や疑問等は出版社へ 】

 本に対する疑問や破損、物語の誤字脱字などは作家様ではなく出版社さまの公式ホームページのお問い合わせホームへご報告する方がいい。作家さんが出版社へ報告してくれるでしょうが、その分お手を煩わせてしまい執筆時間が減る、それは避けたい。


【 私が伝えたいこと 】

・面白かった、このキャラクターが好き
・このシーンや台詞が好きだった、泣いた、笑った、印象的だった
・物語は、悲しかった、切なかった、怒った(良意)
・字は大きめに(作家名と作品名は特に大きく!)
・消えにくい油性ペンで
・字が下手なのは正直気にしていない。丁寧に、はっきりと、失礼のない程度の日本語(丁寧語、敬語)で書けていればいい
・ファンです!!!


【 心構え 】

・返事を期待しない
・ファンレターのタイミングは、いつでも書きたいと思ったときに(何年もたってるし……は気にしなくていい)。


【 書き方 】


 一番始めに書くことは、「面白かった!」「ありがとう」「大好き」が多い。
 それから、細々となぜそう思ったのかを、付け足していく。
 締は「これからも応援しています」「新作楽しみです」「ご自愛ください」が多い。
 ハガキだと書く枠が少ないので、その前書きと後書きのそれだけで終わる場合があります。便箋ならたくさん書けるからいいですね。(書きすぎる場合があるけど)、なるべく3枚程度で完結させています。
 季節の挨拶?ご祝儀言葉?いらないです。先生が一番欲しいのは読者の感想『 好きの気持ち 』です。手紙を出している時点で、それは作家様に対するご挨拶であり、ご祝儀ですから。
 なんか、手紙の意識低すぎないか?と思われるかもしれませんが、それくらいでいいんだと思います。感想を書くこともそうだけど、ポストに入れるまでもっていくことが悩んでいる人にとっては特にハードルが高いことのようなので。
 「ハイキュー‼」 風にいえば、『バレーのネットが高ければ、下げてスパイクを打てばいい』です。成功体験が、作品を推していく原動力にもなります。

 注意点として、こういう結末はどうですか?このキャラの出番を減らしてほしい、物語の続きを書いたので読んで下さい、等々は作家様の今後の物語の方向性を妨げかねないので避ける。たまにやりがちなのは、身の上話をびっしり書いてしまうこと。自分を知ってもらいたい、相談したい気持ちもわかるけれど、なるべく文章の1割程度に抑える。先生の時間は無限ではないのです。私も若い頃、結構書いてしまって、今思うと困らせていただろうなぁと反省。
 本を読んでいるときに、気になった箇所に付箋や栞を挟んでおくと、後々書くときに思い出しやすいのでいいのかも。あとは最低限、礼節をわきまえていればOKです。

 感想が書けないという人は絵を贈るのもいいですね。イラストやファンアートが描けたらいいんだけど、私の絵心はどっかに飛んで行ったきり戻ってこないので皆無……。変わりに可愛いイラストカードがあればそれをそのまま送ったり、封筒に忍ばせたり。
 雑貨屋さんや本屋さんにもたくさん素敵でおしゃれなポストカードがあるので、探してみてください。季節に合わせて贈るのも、お薦めですよ。最近では折り畳まれた状態から開くと立体的に立ち上がってくるグリーティングカードや3Dポストカードもあるので凄くいい。デザインのちからを借りるのもありというものです。だから、年賀状や寒中見舞い、暑中見舞い、クリスマスカードとして、いろんなきっかけを見つけて贈るのも、送りやすくて良いでしょう。挨拶が思いつかない人ほど、こういう機会を利用した方が書きやすいと思います。

 まとまったようなぁまとまらないようなぁ、乱文でしたが、私のファンレターの書き方はこのくらいになります。


まとめ

 ということで、私の参考にならないファンレターの書き方(我流)でした。私自身が見聞きしたことと実感したこと。あくまでもこれは私が気をつけていることです。
 形式やマナーでもない、ましてや正解でもない。けれど、書きあぐねている人が、なんだこんなものでいいのか、と思うきっかけになってくれたらいいなぁ……と考えている程度です。だから私自身が固執して実施しているわけでもないので、その都度形式は変わっていく。
 まずは絵ハガキ1枚出してみて下さい。これからの季節なら、桜のポストカードがいいのかもしれませんね。
 シンプルに「好き!」を伝えてください。送りたいと思ったそのときが、贈り時ですよ。

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。



投稿日2024年3月4日(月) 幻ノ月音

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