うつ病と筋トレの話

良いと言われるものは、良いことが多いと思う話。

「よく噛んで食べるのが健康には良い」とか「運動がアンチエイジングになって良い」とか、良いとわかっているけど、実体験して意識しながら良いなと思うことって少ないと思います。

うつ病には筋トレが良いと聞いたことが多くあるけど、実感している人はどのくらいいるのだろうか。

わたしは去年の12月11日から、筋トレがどれほど良いものなのか試してみることにしました。

うつと付き合い続けてもう何年にもなりますが、これまで試して良かったことは、ランニングくらいなものでした。でもいっときの効果だったと思います。ランニングを5キロほど走った後は気持ちが良く、前向きになれていることが多かった。これは間違いない。

ただうつの症状は重く時間がたつと効果が薄れていく気がしていました。波が激しいのです。

有酸素運動ももちろん健康にはいいし、うつの症状にもきく、けどいっときの改善という印象が私は拭えませんでした。

しかし筋トレは継続的な意欲の向上とうつの軽減を実感できたのです。

なぜそうなるのか気になったので、筋トレの効果を調べてみました。

真っ先に上がってくるのが

負荷をかけることによって男性ホルモンの増加が起こるというもの。

この男性ホルモンはテストステロンと呼ばれており、やる気を向上させるのに役に立っているとの話でした。

また筋肉量が増加するということは、基礎代謝が上がるということ。

ここが特に有酸素運動から筋トレに変えて起こったメリットの部分だと思うのですが、筋肉が大きくなり体が大きくなるとその分エネルギーを消費する必要がある、同じ活動量でもエネルギーを使う量が筋肉量によって変化するということなのです。

うつ病になると、「興味がわかなくなる」「意欲が下がる」「倦怠感」などの症状が出てきます。しかし増えた筋肉によって普段よりもエネルギー消費量(基礎代謝)が向上していることによって血行促進や自律神経の調整につながってきます。

つまり継続的に体調が安定しやすくなるということ。

これはランニングをやっていた時より筋トレをやり続けている方がメンタルが安定しやすいと実感していた根拠の部分になると思います。

動き出すまでが大変なので、簡単ではないことは確かですが、効果は間違いないです。

またプロテインを飲むように私の場合なりました。やはりせっかくの筋トレなので効果を実感したくて飲み始めたのですが、ここにもメリットがあることがわかりました。

トリプトファンというプロテインの成分があり、これがセロトニンの原料になっているとわかったのです。

セロトニンというのは、うつになると減ってしまうと言われる神経伝達物質で、精神の安定や安心感、頭の回転をよくして直観力を上げるなど、脳を活発に働かせる鍵となる脳内物質です。

筋トレをきっかけに、うつによって減少していたセロトニンを復活させ、取り戻すことにもつながっていたんですね。

また、体を動かせば、必然とお腹も空きますので、食欲を促したり、筋力や体力もアップすることでより活動的になれるきっかけとなるかもしれません。

まとめ

個人的なおすすめとして、有酸素運動より筋トレをして筋肉量を増やし、エネルギーを常に消費しやすくする体を作ることが、うつの継続的な改善につながると思います。

有酸素運動ももちろん良いですが、個人的な経験から筋トレをおすすめさせていただきます。

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