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【苦しくても前向きに】生徒指導困難校に勤務するメリット5選!

生徒指導困難校に勤務し8年。
最近になって考えること。
「メリットってないんかな???」


毎日暴言暴力当たり前。苦しい日々が続くことが多々。
正直、何のために教師になったんだろ…
と自分を見失うこともある。

激務続きで、ついマイナスな部分に目が向いてしまう。
しかし!!!
生徒指導困難校に勤務してても、メリットはあるはず。(絞り出してみました)

今回の記事は自分を慰めるため
生徒指導困難校のメリットだけにムリヤリ注目してみました。

僕たちと同じように、厳しい家庭環境の問題児やモンペに
苦しんでいる、同志のあなたにも届いてほしい。

楽しんで読んでいただき
一緒に前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいです!


生徒指導困難校のメリット5選!

1,圧倒的に経験値が上がる

毎日のようにトラブルが起き、対応に迫られる。
同じ現象でも問題児とモンペが関わると正論や正義なんて通じない。

その中でも、相手に寄り添いつつ絶妙なバランスを保ち信頼を勝ち取り、
折り合いをつけないといけない。そもそも価値観が全く違う。

現在、教師はかなり弱い立場で、相手は間違っていてもなぜか強い立場。
守ってくれる環境でもないため、どれだけ自分たちを守りつつ解決するか、
神経をすり減らす。
慎重にしていても、たった一つのミスで足元をすくわれ厳しい状況になるため、常に言葉を選び会話し続ける。

書いてて思ったが…
納得できない状況ではあるが、現実がこれ。
すごいな自分たち。よくやっている。ほめてあげたい。

冷静にメリットに目を向けると
「圧倒的な経験値」を得ていることは容易にわかる。
ポケモンでいうと何回も四天王と闘っている感じ(笑)
そりゃ、レベルアップするでしょ!!

今は苦しいかもしえないけど、自信もっていきましょう!!

2,許容範囲が広がる

正論や「こうあるべき!」にとらわれていたら全く前に進めない。
ビックリするが、相手がいくら間違っていても、
許容するしかないときが多々ある。

問題児やモンペなりの理由と理屈がある。
本当に住んでいる世界が違うし、価値観が相いれない。
例)ごみのポイ捨てが当たり前、罪悪感なし
例)暴言、暴力は日常で、補導や警察沙汰がステータス

世間の正解は、彼らの正解では全くない。当たり前なんて通じない。
と分かった上で、話を聞き、寄り添い折り合いをつける。
「許容範囲」が自然と広くなる。

世の中の大半のことに腹が立たなくなるし、
少し俯瞰して考えたら、許せるようになってきた。

ぶっちゃけ、普通に生活していたら
あの人たちと、絶対に関わりたくもないし、一緒に過ごすことも選ばない。

だけど、見方を変えると
仕事だからこそ関われて、視野と視座が広がっているとも考えられる。
というより

「そう思わないとやってられない」
とにかく許容範囲がめちゃくちゃ広がった。

そして、あの人たちよりマシじゃん!!って
大半のことでイラつかなくなった。

3,どこに転勤になっても大丈夫な自信が身に付く

生徒指導困難校の大きなメリットは、変な自信がつくこと。(笑)
毎日、厳しい問題児やモンペの対応に追われる日々。
正直腹も立つし、理不尽極まりない。心も体も傷つくことも多々ある。

だからこそ、適応能力が上がり、打たれ強くなれることも事実。
ヤクザの保護者に「今からこいつ殴るわ!」って脅されたこともある。
(もちろん、学校に落ち度のない、理不尽なトラブルですよ(笑))

厳しい学校現場は想像を絶する。
毎年、病休に入る人が複数出ることが当たり前。

苦しいが、みんなで一丸となって乗り越えていくと
気づけば大きな「自信」がついている

正直、どこに行っても大丈夫!
って心から思えている自分がいる。

生徒指導困難校に勤務した人は同じことを口々に言っている。
だから転勤が怖くなくなるし、
大抵今より状況の良い学校に行けるのでルンルンにもなれる。(笑)

4,生徒の背景まで考察して対応できるようになる

問題児やモンペの対応は簡単ではない。
相手の背景まで考えて対応しないと、まずうまくやれない。

厳しい家庭環境の生徒ばかりなのは事実。
DVを受けている生徒も少なくない。だからこそ、暴言・暴力が当たり前で日常になってしまっている。

だから、いくら生徒が理不尽な暴言暴力をしても、
まずは「何かあった?大丈夫?」から入るようにしている。

もちろん「死ね!殺すぞ!」とさらに暴言は吐くことは多々あるが
大抵の場合、家庭か厳しい友人関係の中でもトラブルを抱えていることが多い。

間違っていることを繰り返す彼らにも、一応理由は隠れている。
そんなことは、背景まで考察していかないと見えてこない。
というより、そこまでしないと対応が難しいのが現状。

結果、他の真面目に頑張っている生徒のことも
背景まで考えてみることができるようにもなれる。

これは教師として、人として大きく成長できたと思えること。
生徒指導困難校に努めているからこその特権。(笑)

5,当たり前に感謝できる

暴言暴力、理不尽なことが毎日起こる理不尽な環境。
一瞬でも気を抜けばトラブルが起きるかもしれない。って休憩時間も休めない。心も体も疲弊していく日々。

問題児やモンペに時間を取られ、対応し続けていると
いつしか、ふと気が付いた!!!!
「授業を受けて、トラブルも起こさず毎日過ごすことってすごいこと!」

当たり前に頑張っている生徒のすごさに感謝できるようになった。
そして、その当たり前を褒めることができるようになった。

元々、学校は授業を真面目に受けることが当たり前の環境
それが達成できていても大抵は評価されない。
だって、当たり前だから。

でも、その当たり前こそが尊いことであるし、かけがえのないこと。
生徒指導困難校に勤務したからこそ気づけた。
心からそう思う。


まとめ

どんな苦しく大変な物事にも、
必ずメリットはあることが、改めてわかった。

今回この記事を書くことで、
生徒指導困難校に勤務することにうんざりしていた気持ちが少し晴れた。

逆に、大変な思いや経験をしているからこそ、
得られていることも、多々あることに気がつけた。

問題児やモンペの対応に日々追われ、
心も体も疲弊しきってしまう毎日ではある。
ただ、今回のように、いちど俯瞰して物事を考えてみると、
前向きな気持ちになれると言うこともわかった。

大変な思いをしてるときには、なかなか+のほうに考える事は難しい。

しかし、一旦落ち着いてメリットだけに目を向けてみると、
新たな発見や、自分の心をプラスに持っていけることもある。

また、生徒指導困難校特有の問題児やモンペ悩み苦しんだ時には
物事を俯瞰して捉え、自分たちが成し遂げたこと、
頑張ったことに視点を置き、

今までの出来事を全てプラスに持って行けたらと思う。

この記事が、僕自身にとってだけではなく、
日々苦しんでいる教師たちにと届いてもらえたらと心から思う。

また、他のメリットもありますよということがあると思うので、
情報交換をしていきたいと思う。

ここまで記事を読んでくださり
ありがとうございました。

明日からも一緒に頑張りましょう!!


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