農業をする理由

今日も1日雨が降ったり止んだりの天気で、リハビリを受けに病院へ行ったり、明日のイベントの準備をしたりで1日が終わった感じでした。

せっかく晴れた日が続いても機械が故障し、修理が終わる頃は雨が降り続くといった感じで、自然相手の農業はなかなか計画通りにはいかないものです。
野菜工場なら天候に左右されず、水耕栽培で肥料の管理も機械が行い、建物の中なので病害虫の被害も抑えられ、計画的に安定した収穫ができます。
一方、路地で栽培する農業は、自分で管理できないことがたくさんありますが、プロの農家さんはそのあたりのことも予測し、職人技で栽培管理を行っています。

まだまだ経験の浅い私は、日々の経験で技術を身につけている状態です。
プロになるにはスタートが遅すぎたので、生涯アマチュア農家として農業をしていくことになるでしょう。
ですので経験が浅い分、プロの方からすると考えられない非常識なやり方で農業を続けていくと思います。

私は、慣例通りの農業をしたくてこの世界に入ったわけではなく、ずっと考えていた農業を実際に実行し、それがうまくいくか確かめたかったのだと、今はそう感じています。
今回畑を始めたことも、山の木や草が肥料も与えずにどうしてあれだけ育つのか、山で草木が蓄えたエネルギーを畑に投入すれば肥料を購入する必要がなくなるのではないか、という発想に基づいた「菌ちゃん農法」を知り、それを試したくなったからです。
一応、高校で生物の教鞭をとっていた経験もあり、「菌ちゃん農法」の理屈が理解できたので、木や竹をそのまま地面に埋め込んでしまうなど、常識では考えられない方法を試しているところです。
イネ作りも今年で4年目に入りますが、毎年悩まされている雑草についても、その原因となる要素が先輩農家の方々の研究と経験から見えてきているので、その理屈に基づいた方法で今年は試す計画です。

今日は書くことが思いつかなかったのですが、書いているうちに自分の農業に対する考えが少しまとまった感じです。
小さい頃に、図鑑で見た色々な生き物に実際に出会え、感動を与えてくれたこの場所を、再び生き物がたくさん出会える環境に近づけたい気持ちで日々を過ごしています。

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