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【読書録】汐見夏衛さんのさよならご飯を今夜も君とを読んで

こんにちは

先日、汐見夏衛さんの「さよならご飯を今夜も君と」を読んだ。

この作家は、私の好きな作家でもある。

この作家の何が好きなのかというと読者の心に温かく寄り添うというところがこの作家の好きなところである。


作品紹介


学生はワンコインで食べられる夜食専門店。痩せて可愛くなりたい若葉、何を食べてもおいしくない学年トップの小春、オーガニック料理だけで育った凌真......。悲しみや寂しさを少しずつ消化できるように、店主の朝日さんは愛情を込めた一皿をつくる。孤独な心に力が満ちて、止まっていた時間が動き出す。世界一優しいお夜食で再生していく感動作。

https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344433106/


第一章から見ていくと章ごとに登場人物が違ってくる。

ネタバレ防止のために控えておくが、第一章の序章部はキーとなってくる店の店員。その後は女子高生。第二章は体型に悩む中学生。三章はオーガニックフードを食べることを強制され続けてきた男子小学生。四章は愛犬の死と悩む男子大学生。そして主人公小春の成長について書かれている。

どの章も読みごたえがあり、その章ごとに登場する主人公がコンプレックスを解消していく姿は見ていてほほえましいものだった。

興味があったらここから購入してみてほしい。

それでは。


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