リヴィジョンズ 再記載
リヴィジョンズというアニメと、自分のことを書きたい。
僕は、リヴィジョンズの大介が好きである。
なぜなら、大介には自分を見るようだからである。
大介は作中で、幼い頃の記憶、ミロの予言を信じて、自分はヒーローだ、主人公だと主張する。
それは僕も同じで、僕も自分の人生に於いては、ある意味自分が主人公だと思っている。
主人公として、我意を主張して、好きなことをしたいと思っている。
なにか運命的な事が起きれば、それを自分と結びつけて考えてしまう。
それはきっと、誰でもそうだと思う。
でも、時にそれは否定されてしまうことでもある。
子供の頃から、やりたくもない勉強をさせられ、レールの上を歩く人生で、大学に入れば就活なんかをやらなくてはならない。
でもそれが決められたことだし、生きていくとはそういうことなのだと、大人は口を揃えて言う。
主人公として生きる僕に、決められた通りに生きろ、お前は主人公じゃないぞ、と言ってくるのだ。
大介が体現してるのは、この「矛盾」だと思う。
主人公なのに主人公じゃない。
選ばれたはずなのに、選ばれていない。
かけがえのないはずなのに、代わりはいくらでもいる。
いなきゃいけないけど、いなくてもいい。
大介が体現する、この生々しい「矛盾」は、見る人によってはツラいものかもしれない。
大介が批判されたりするのも、もしかしたらそこに原因があるのかもしれない。
でもそれは、同時にとてもリアルで、現実的なキャラだということであろう。
だから僕は、大介が好きなのだ。
自分の存在について思い、悩んだりする時、僕の心には大介がいる。
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