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TOKYO

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2nd mini magazineです。 東京を舞台とした物語を詰め込んでいます。
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記事一覧

TOKYO Walker

TOKYO Walker

あの頃流行った靴ではないけど
久しぶりに街を歩くよ 
棚に並べられた赤と黒の
レジェンドシューズ
思い出や君の笑顔も
復刻できたら良いのに

さぁ東京を歩こう
少しずつ進む人生のように
風景は変わる
さぁ東京を歩こう
以前より軽やかに歩けてるよ

あの頃思ってた未来ではないけれど
歩いてるよ 君が憧れてた街を
ごった返してた通りは
ある事情で少なめ
でも赤いタワーのネオンだけは
ちゃんと足元を照ら

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今日、東京にて

今日、東京にて

隅田川を見つめていたら
脳裏に浮かぶ
『あなたってポンコツね』
昔言われた言葉

怒るわけでもなく
ヘラヘラしてた
それは優しさでは無い
吾妻橋で過去が呪う

東京のブルックリン
蔵前で素敵な未来を
妄想してみる
師走のスカイツリー

寂しい過去も
不透明な未来も
変えることが出来るのは
現在(いま)だけだから

想像を超える未来を
迎える為に感謝して
現在を創造していく
僕らは暮らしている
今日

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東京サイドストーリー

東京サイドストーリー

ビル風を受けて 彼は黄昏てた
あれは仕事にも慣れてきた頃
眺めが良いとはいえない
ホテルの壁しか見えないロフト付きワンルーム

乗り込む満員電車を上手く降りられない
この街でやってけるのか不安だった

何度季節を越えてきたのだろう
素敵な巡り合わせもハプニングも
特段なかった でも未だに期待してる
流行り廃りの様な感情抱えて

駅に向かう彼女は昨日のことの様に
駄作であろう短編のことを思い出してた

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東京サイドストーリーⅡ

東京サイドストーリーⅡ

社用車で駆け抜ける
レインボーブリッジ
このまま何処か遠くへ
そんな気持ちになるよね

隠キャとか陽キャとか
その括りはよろしくないけど
彼らを揶揄するなら
それが分かりやすいかもね

独りの寂しい時間が
きっと何かに繋がるって
半信半疑の帰宅部
今日も仕事をこなす

明るく聡明で
他人の事を思いやれる
陸上部だった彼女
今日もキリッとしてる

2人ともそれなりに
社会の洗礼受けてきた
ビジネス用

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東京サイドストーリーⅢ

東京サイドストーリーⅢ

もんじゃ焼きの残り香
彼女はちゃきちゃきの下町娘
深夜まで続いた口論
僕は上品な振りの浮気性クズ

中央大橋を小走りで通る
君の曇った表情チラつく

どうして分かってくれない
テーブルを無駄に叩く
気持ちは今にも佃小橋の舟に
乗り込んで逃げ出していく

寂しくて己の存在を
無意味に思う夜があっても
素敵な風景がその瞳に
この先必ず映り込むから

「負けないでね」

歩数アプリでドリンク購入
君が最

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東京サイドストーリーⅣ

東京サイドストーリーⅣ

煌びやかなライト当たり
狭い箱で若者が踊り続ける
そんな光景が当たり前の時
お前も煙草の煙から現れた

あどけないでも大人びていた
アルコールの献上効果により
俺に興味ないのを隠さずに
お前は自分の話し続けた

事務屋であることや夜な夜な
動画配信する自称クリエイター
自己表現出来る時代を
ほくそ笑んでいた

数値で見える化していくのに
何にも見えてこなくなってた

It's like smoke

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東京サイドストーリーⅤ

東京サイドストーリーⅤ

まるで作業の様なキス
肩がぶつかっただけ
そんな無感情な渇きは
残念ながら僕には
伝わってしまってる

ベッドで眠る君は
少々不満気
「明日は早いからもう寝るね」
窓の外の環状線
車両の音が五月蝿い

真摯に向かい合ってる
そんなつもりだけの
関係は終わりに近い
鈍く輝くスカイツリー

カーテンを少し開けると
「開けないでよ」と
冷たく言い放つ
ワンナイトスタンド
そんな関係ではないのに

君と買

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