稲森

犬を撫でさせてくれ

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  • 読んだ(稲森)

    忘れないよう読んだ本について紹介がてらまとめる。 過去に読んだ本も記憶を掘り起こしながら書く。

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    趣味で作ったもののまとめ

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人狼の(非公式な)「用語」について思うこと

「人狼ゲームは怖い」の大観いわゆる人狼ゲームには「怖い」「入りづらい」というイメージがある その要因は「多対多ゲーム一般に当てはまる要因」と「人狼特有の要因」に分けられる 一般的な要因 「多対多ゲーム一般に当てはまる原因」とは、要は「自分が足を引っ張るのではないか」「ゲームを破綻させてしまうのではないか」といったタイプの不安である これは例えばサッカーのようなフィジカルスポーツでも、スプラトゥーンやLeague of Legendsのような競技性の高いビデオゲームでも

    • くがるがさんに読んでほしい本のプレゼン!

      配信で仰ってた、 ジャンルはミステリーかSF シリーズではなく1冊で完結 伏線回収、シチュエーション固定型の短編などが好き という条件からミステリ2作&SF2作を選んでプレゼンします。既に読んでたらご愛嬌! ミステリ編たくさんあり過ぎて難しい!既に読まれてる作品も多いだろうし…。 とりあえず最近出た作品の中から「伏線回収」に的を絞って二作! 六人の嘘つきな大学生 『このミステリーがすごい! 2022年版』国内編8位の作品。 有名企業の最終面接に残った6人の学生。

      • 文脈によって意味が変わる文

        学生の頃、談話言語学という言語学の一分野が好きで、よく関連書を読んでいた。 簡単に言うと「音素」が組み合わさって「単語」、「単語」が組み合わさって「文」ができるように、「文」が組み合わさってできる「談話」という構造を対象とする学問だ。 文における文法のように、談話を成り立たせている規則を研究したり、文が談話の中で果たしている役割を類型化したりする。 この分野でよく扱われる「文脈によって意味が変わる文」の例をよく思い出せずに長らくモヤモヤしていたが、最近受けたオンライン講

        • 転職活動記録

          最近転職活動記録を残す記事が流行ってるので、自分もフリーランスから会社員に戻る転職活動をやってて思った事を記録していく。 面接や問題の内容はぼかす。 会社員時代~フリーランス期間・Facebook社のリクルーターからスカウトメッセージが来たのをきっかけに「っしゃ~、GAFAの面接に挑戦じゃ~い!」と英語を勉強し始めた ・ところがTOEICは目標点数取れたものの、とても英語での面接をクリアできる(それどころか、面接として会話を成立させる)自信が沸かず、そうこうしてる内にメッ

        人狼の(非公式な)「用語」について思うこと

        マガジン

        • 読んだ(稲森)
          3本
        • 作った(稲森)
          4本

        記事

          「ゲーム音楽史」を読んだ

          作業中はずっとゲーム音楽流してるぐらいゲーム音楽が好きなので読んだ。 ゲームハードを軸に章立て、各章の中でゲームソフトに用いられた音楽を語る、歴史書の構成としては紀伝体に近い形。 「スーパーマリオブラザーズ」「ドラゴンクエスト」から「東方Project」「にゃんこ大戦争」までのビデオゲームの歴史の中で、新しく使われた音源とその使われ方、表現技法、ゲームとの関わり方等、ゲーム音楽らしい話題が中心。 逆にコード進行みたいな音楽理論的な話や、そこから生まれる情緒といったエモい

          「ゲーム音楽史」を読んだ

          ペルソナ5の総攻撃演出を半日かけて模作した

          ・ペルソナ5(無印)をクリアしたその次の日に勢いで作った ・公式から何かを抜き出すとかは勿論せず、ユニティちゃんライセンスに基づくユニティちゃん+手持ちのアセットで組み合わせて制作 ・(と、権利的にホワイトになるよう配慮したのに、後日この動画にゲーム本編のBGMを勝手につけたバージョンを知らない外国人がアップしてて笑った) ・(本人的には好意のつもりらしく「BGMつけてあげたよ^_^」って連絡が来た) ・当初は決めポーズのシーンだけ作るつもりが、作り始めたら止まらなくなっ

          ペルソナ5の総攻撃演出を半日かけて模作した

          「お化け屋敷になぜ人は並ぶのか」を読んだ

          ストーリー性を盛り込んだ現代的なお化け屋敷を手掛ける著者による、お化け屋敷制作の舞台裏を明かす本。 謎解き好きとしてはSCRAPの「かくれ鬼の家からの脱出」「ある都市伝説からの脱出」の演出の人として知っていた。あと伊集院光のラジオでも何かで紹介されていた気がする。 トピックスとしては ・まず現代のお化け屋敷を概説し、・次にお化け屋敷で恐怖が生まれるまでのメカニズムを解説し、・人がお化け屋敷に金を払ってまで行く理由を解き明かし、・最後に「お化け屋敷プロデューサー」としての

          「お化け屋敷になぜ人は並ぶのか」を読んだ

          「演劇入門」を読んだ

          「幕が上がる」という高校演劇がテーマの映画が好きで、その原作者である平田オリザが書いた演劇論の本という事で読んでみた。 自分自身は演劇経験は皆無で、観る側としてはDVDで国内の演劇をいくつか観た事がある程度。 どんな本かと言うと、 これもいささか大胆な言い方になってしまうのだが、この本はまず第一に、戯曲を書くこと、演劇を創っていくことのためのハウ・ツー本である。 (Kindle版位置:13) と宣言されている通り作劇の手続きを再現可能なように言語化した本だった。「後

          「演劇入門」を読んだ

          「旅謎」旅行記(謎のネタバレは無し)

          タカラッシュが企画してる「旅謎」という旅行と謎解きを組み合わせたイベントに昨年末行ってきた 行き先は鳥取県米子市。 謎の石像による怪事件が多発していると聞いた我々は現地へ調査へ赴く事に―― ・郵送で届いた「謎解きキット」飛行機内で開け、さっそく機内で解く用に用意された謎でウォーミングアップ ・謎解きのジャンルとしては街歩き系。SCRAPの街歩き系なんかと同じく、スマホを活用した仕掛けも用意されている 米子空港に降り立った我々が最初に目にしたのは... 鬼太郎!! 境

          「旅謎」旅行記(謎のネタバレは無し)

          自分が死んだら自動的にツイートするシステムを作った

          ・最近のウェアラブルデバイスって心拍数を常時測定してくれるものが多いんですよね ・しかもAPIを通してそうした情報をリアルタイムに取得する事もできます ・つまり「今生きているか?」をプログラムで扱えるわけです ・という事で作ったのがこれ ・今回は愛用している「Fitbit Alta HR」というウェアラブルデバイスを利用しました ・簡単に言えば、常駐プログラムが心拍数を監視し、ゼロになったらIFTTTを経由してTwitterやFacebookに「死にました」と投稿するシス

          自分が死んだら自動的にツイートするシステムを作った

          マル秘展に行ってきた

          ・プロダクトデザイナー、建築家、グラフィックデザイナーなど様々な分野のデザイナーさんの制作過程が公開されている展示会に行ってきた ・21_21 DESIGN SIGHTに行くの久しぶり ・自分にはデザインの素養も無いけど、デザイナーさんと協業する事は多いので素人なりに「ほへ~っ」と見てきた ・イスをデザインする過程での工場とのやり取り ・内々でのやり取りでもこんな丁寧に指示書(?)書くんだ! ・それぞれの変更内容について「どうしてそうしたのか」が気になる ・メガネのリテ

          マル秘展に行ってきた

          「物理演算の結果が絵になるやつ」を作った

          ・今では割とよく見かける表現となった、「物理演算の結果が絵になるやつ」を以前作ってみた事がある ・たしかきっかけはこのタイプの映像表現を「TECHNE」内の「TECHNE ID」(テクネのロゴを色んな表現で形づくるコーナー)で見て、簡単に実装できる方法をふと思いついたのでその場で作ってみたという感じだったと思う ・一旦ハコが「ぎゅむっ」てなるのは意図してないバグだったけど、見てて気持ち良かったので残した ・手品と同じでタネを言っちゃうと興が削がれるのでここではタネを明か

          「物理演算の結果が絵になるやつ」を作った

          王将が美味しすぎてベロッベロに酔っ払ってしまった。顔がぽっぽする

          王将が美味しすぎてベロッベロに酔っ払ってしまった。顔がぽっぽする

          英語の「L」「R」の発音で生死が決まるゲームを作った

          ・「Lead」と「Read」のように、LとRだけが違う単語のペアが左右に出る ・Lの方で発音すれば左に、Rの方で発音すれば右に移動する ・発音する度に単語は入れ替わる ・大きい声で発音するほど大きく移動する ・...というゲームです。ブラウザで遊べます ・ゲームを始めるにはまず「Hello」と発音します ・(でも言えなかったらクリックでも始まるぞ!) ・スコアは進んだ距離と取れた宝石の数で決まるぞ! ・壁にぶつかったらゲームオーバー ・「again」と発音するともう一

          英語の「L」「R」の発音で生死が決まるゲームを作った

          「1人用ボードゲーム」の世界

          趣味でボードゲームをよく遊んでいるんですが、その中でもちょっと特殊なジャンルに「1人用ボードゲーム」というものがあります。 例えばこの「シェフィ」。 ひつじさんを増やしていくゲームです。かわいいですね! 山札からカードを引いて手札を補充し、手札から1枚選んで使う。たったそれだけのシンプルなゲームです。 ひつじさんがいなくなってしまったらゲームオーバー。 ゲーム終了までに手札を全部使い切らなければいけないんですが、中にはヤバいカードもあります。 「ひつじカード」は最大7

          「1人用ボードゲーム」の世界