2020年になって、1か月が経とうとしている。
今年の正月は例年以上に楽しくて、抱腹絶倒とはこの事ですか？ってぐらい笑った。
厳密に言うたら、楽しい正月を迎えることができた。

祖父母の家で泊まった日。
寝る直前に、去年の苦しかった日々と幸せすぎる正月のコントラストによって言葉にできない感情に頭が支配され、何故か涙が出てしまった。

今年度は大学院を休学した。
理由はいくつかあるけど、一番は競技者(アスリート)である自分と、それ以外の自分の歯車がどうしても噛み合わなかったから。
とにかく、今いる所から離れようと思った。
休学する事はたった二日間で決断した。
聞こえは格好良いかもしれないけど、気持ちの余裕の無さの表れだと思う。
気持ちに余裕がある人は決断を急がない。

高校受験は割とイージーで、大学はスポーツ推薦。
誰かが敷いてくれたレールの上を歩んできた人生。
今の年齢でこういった決断をするという事は、敷かれたレールから一歩外れる事になると分かっていた。
レールから一歩外れた世界(社会から少し離れた世界)は自分にとって想像以上に視界不良で、なんか酸素薄くない??みたいな世界だった。
誰かを特定できない、誰かの目に常に押しつぶされそうな気もしていた。

そんな中で取り組む物事はほとんどうまくいかなかった。
驚くほどに、何もかもがうまくいかなかった。
気づいたら日常生活も少しの間、通常運転で送ることができなくなってしまった。
自称、比較的明るく生きてきた人間は、そういうのとは無縁の人生だと勝手に決めつけていた。

そんな中でも、練習を欠かす事はほとんどなかった。
アスリートでもない、何者でもない自分になる事が最も怖かったから。

どれだけ自分が競技以外の事を見ずに、見ているフリをして走ってきてしまったのかという事に気づいた。
それに加えて、それなりに結果を出す競技者の自分にそれ以外の自分が、どれだけすがり続けてきたのかという事にも気づいた。
その代償は大きかった。

「このままはあかん」
という思いだけで、できる限り色んな世界を見て、色んな人の話を聞いた。
一緒に向かうべき道を考えてくれる人もいたし、HP回復のために一緒にリフレッシュしてくれる人もいた。(その方々に圧倒的感謝)
そして今、自分には絶対に成し遂げたい事が３つある。
目標に対して自分の信念を持って進めることが、人生の中でこれほどエネルギーを生み出すなんて知らなかった。
大切な事は誰も教えてくれないというけど、本当にその通りで、自分の肌で感じて学んでいくしかない。

行動する事で人生を変えることができたし、
行動だけが人生を変えるという事を知った。

自分の尊敬して止まない起業家が「I love me so much!!」と言って生きていくことが大切だ、と教えてくれた。
今の自分はポンコツすぎるが、それなりには自分で自分を推せる人間になりつつある気がする。
そして、「成長には痛みが伴う」とも教えてくれた。
遠回りの道は想像以上に険しくて苦しんだけど、道中に落ちていたものは何にも代えがたい大切なもので今後の自分を助けてくれる武器になった。

今年も絶対にうまくいかないタイミングが訪れる。
その時は拾った武器を駆使して、周りに援護してもらいながら、必死に結果を生み出そうと思う。
そして、時にはその武器で周りにいる苦しんでいる人たちを助けようと思う。

何の占いか忘れたけど、私はご先祖様に守られている星に生まれたらしい。

ご先祖様に恥じないように、I love me so much!!!!と心の中で叫びながら、この2020年を駆け抜けようと思う