8月20日、夜の帳が下り始める中、長柄町から東進して、千葉県未踏市町村の中で唯一の市、茂原市へ向かう。

とりあえず茂原駅へ向かったが……何コレ？！デカイ！茂原都会だなオイ！

茂原についてはあまり詳しいことは知らず、沿岸でもない内陸の街なので、語感からして勝手に田園風景とかを想像していたのだが(もちろん市内にはそういう場所も多数あるだろうが)、駅前がこんなに発展しているとは知らなかった。

ヤベーよ三越とかあるよオイ、どうするよ？などと意味不明な興奮に胸を高鳴らせつつ駅前を逍遥した。

さて、落ち着いたところで、ご当地グルメでもネットで探してみると、「もばらーめん」なる名物があるらしい。どうせなら発祥の店で食べてみようと、駅から東へ2kmほどの場所にある「らぁ麺 三軒屋」へやって来た。

外観や内装には、多少小洒落た雰囲気もあり、何となく高級感ある博多ラーメンの有名チェーン「一蘭」を彷彿とさせないでもない。

周辺の通行量は多く、人気の店のようで、空席待ちの客もいたが、筆者は基本「お一人様」の旅なので、こんな時は割とすぐに順番がやって来る。

もばらーめんとは何か？ということについては、上の写真を見てもらえれば分かるだろうが、沢山の豚バラ肉、地元産野菜、こだわり、郷土愛などが条件に挙がっている。旅行客にとってはご当地感があって嬉しい内容だ。

そしてこれが現物。ボリュームがありつつ、割とヘルシーな感じで、思い出に残る一品だった。房総へ旅行というと海鮮に走りがちだが、たまにはこういうのもいいんじゃないだろうか。まして今回の旅では、房総でも内陸がメインであったから。もばらーめんは房総内陸の味である。

千葉県全市町村54のうち、踏破済52、残り2。