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必要とされる場所

たとえばバイトを探す時に条件にこだわりまくるタイプだ。

家から近い方がいい。週3までしか入りたくないけどこのぐらいは稼ぎたい。朝は弱いから夕方ぐらいがいい。でも深夜は嫌だ。接客はしたくないけどひたすら同じ作業も退屈そうだ………………

そんな「旦那のためにこの仕事、あっしが用意しときやしたぜ!」みたいな都合のいい仕事があってたまるかと自分でも思うのだけれど、見つかるまで探し続けてしまう。

主催ライブをする時も出演者にこだわっていた。

今回はこういう趣旨だからこの人を呼びたい。かなり先輩だけどぜひこのバンドに出て欲しい。あの人動員はあるけど想いを汲んで出演してくれるだろうか。

そんなことを考えていると気が付けば頭を抱えることになる。

厳選して選んだのだからもうこれしかないんだという気持ちで保険をかけないアタックをする。もちろん決まらなかったら振り出しだ。

嘘のように決まることも稀にあるけれど、大抵の場合無残に散るのはいつだって欲しいものは自分よりもランクが高いものだからかもしれない。

思っているよりも自分は何者でもない。有象無象の僕がなにを高望みしているんだと思い知らされる。そして落ち込む。

きっと選びさえしなければ必要とされる場所は見つかる。でもやっぱり選んだ場所で必要とされたいと思ってしまう。そしてあろうことか何とか掴み取った理想の中でも僕はすぐに不満を見つけてしまう。

結局完璧な理想なんて存在せず、僕自身に幸せを感じる力が足りないのが問題なのだろう。

痩せてるのに巨乳で、メイクが薄くても顔が可愛くて、タバコも酒もやらなくて…そんな人と付き合ってもうまくいかないこともあれば、

そんなに可愛くないけど席が隣で話してみたら最高に気が合いました!みたいにたまたま飛び込んだところが実は相性ぴったりだったということもあるのだろう。

砂漠でコンタクト探すような理想にとらわれていないで、ある程度しっくり来たら選んでみて、そこで必要とされる努力をしてみようぜと自分に言ってあげたい。

そしてここだと思える場所や、自分を必要としてもらえるものは何なのか、解像度を上げて探っていきたい。

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本気でこれだと言える生き方をしたい。

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後藤大
シンガーソングライター/作曲家/文章書き
自分をみとめてあげられる瞬間が好き。
Twitter https://twitter.com/gotodai0926
MUSIC VIDEO https://goo.gl/E1ebEPjlVG
提供曲視聴 https://bit.ly/2EmR6sk
Next Live→3/27(水)22:00 ツイキャス定期ライブ


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