「捨てる」ではなく「見極める」こそポイント
「断捨離」をすることで気持ちがスッキリするのはなぜなのでしょうか?
これはモノを「捨てる」からではなく「見極める(モノの意味を決める)」ということに、そのスッキリの理由があると考えます。
あくまで「見極めた結果として捨てるものが多かった」という順番だと考えます。
なぜスッキリしないのか?
ちょっと反対から考えてみましょう。
「なぜ、あなたは気持ちがスッキリしていないのですか?」
その答えは「モノが多いから」ではないでしょう。
実は答えとしては「モノを見極められてないから」ということになるでしょう。
世の中には、モノが多い状態でもストレスなく、気持ちがスッキリとして過ごしている人はいます。そういった人たちがストレスを感じないのは、モノが持つ意味を明確にしているからです。モノが多くてもそれらの意味を認識し、それがしっかり見極めていれば気持ちはスッキリと落ち着くでしょう。
究極、モノを捨てなくたって、心の平静を得ることはできると思います。
これは主観・自分の世界において、である
ただし、気をつけなければいけないのは、この「見極められている」という感覚はあくまで主観的なものである、という点です。
「ゴミ屋敷」と言われるような現象が起きていますが、これは持ち主からしてみれば持ち物を「見極めている」と主観的には思っているので、本人は気持ちスッキリと過ごしている可能性があります。
客観的に見れば「明らかに持ち物を見極めていないだろ!」とツッコミを入れたくなったとしても、主観的な世界で問題を感じていなければ、言葉は届かないでしょう。
このすれ違いによって「趣味の個人的なコレクションを勝手に捨てられた!」なんて話が出てきたりします。主観の違いのぶつかり合いですね。
そうなる前に、対話をすることで、主観を見せ合うことが必要でしょう。これは整理術ではなく、コーチングのようなスキルの出番になります。
ただ捨てればいいというわけではない
整理する時に大事なのは「把握している」ということであって「ただ捨てればいい」というわけではないということです。
捨てた後に、いつまでも捨てたモノのことが気になってしまうような状況になったら、それはストレスが増したことになりますよね。
ポイントは「ちゃんと見極めること、し分けること」にあります。GTDでいうステップ2:見極めるにあたります。過去記事では「情報」を題材にしていますが、こういったフローによって自分が納得のいくように見極めることこそが重要です。
まさに「王道」であります。
結局は自分の頭を使って一つずつ、よく考えることに尽きるでしょう。
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