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《52》【読書感想】コンサル一年目が学ぶこと(大石哲之)

こんにちは、田中梓です😃

最近、新しい仕事にチャレンジする機会を頂きました。
フリーランスになってからは専ら黙々と文章を書いてきましたが、今後はお客様とやり取りをしながら執筆内容を決めていきます。

今までお客様と打ち合わせをする経験が無かったので、現時点ですでにドキドキです💦

そんな私に、一緒に打ち合わせをしてくれるベテランの方がおすすめしてくださったのが『コンサル一年目が学ぶこと』という本。

新卒でもコンサルでもない私は、おすすめしていただいたときは「?」と思いましたが、読み終わったあとは目から鱗が落ちました👀

新卒の頃に習わなかったことは気づかぬうちに習慣になっている

社会人生活10年目ほどになる私ですが、この本を読んで気づかされたことがたくさんありました。

コンサルという職業は、1年目であろうが新卒であろうが、お客さんから見れば「何でも知っていて、コミットを必ず達成してくれる人」です。

「まだ経験が浅いから、質問に答えられなかったり、期限に間に合わなかったりしても仕方ないよね」と言ってもらえるケースはありません。

お客さんからすると、問題を解決するために高いお金を払っているのですから、成果主義になるのは当然と言えます。

このような環境に置かれたコンサルという立場だからこそ、1年目から社会人として幅広い力を付けておく必要があるんですね。

ヒアリングにスケジュール調整、資料作成など、やるべきことを挙げるとキリがありません。

コンサル業のレベルの高さに加え、この本を読んで感じたのは「新卒の頃にやってこなかったことは、知らないうちに習慣になっている」ということです。

仕事を”自分で”やり遂げるとは?

自分の力で仕事をやり遂げる」と聞くと、どのような仕事のスタイルを思い浮かべますか?

私は今でこそマシになりましたが、つい最近まで「誰にも頼らず自分だけで仕事を完了させる」という意味だと思っていました。

そして、今まで自力で仕事を完了させる美学を習慣にしていました。

分からないことがあったらネットや本で調べて、時間や人手が足りないときはフラフラになってでも自力でやり遂げることが正義と考えていましたが、その方法には限界があります。

「自分の力で仕事をやり遂げる」とは、適切なタイミングで適切な人の力を借りて仕事を期限内に完了させるということです。

コンサルは「クライアントの目的を達成させる」ためにいるのであって、自分が頑張ったという事実のためにいるわけではありません。

方法は問わない。人の手を借りてでも、約束を果たすことを最優先する

コンサル一年目が学ぶこと

たとえば、クライアントにデータをまとめた資料を提出するという約束をしたとします。

新人コンサルがデータを一人でまとめた場合と、上司や同僚などの力を借りながらまとめた場合。
資料のクオリティと提出タイミングが同じならば、どちらがクライアントからの評価が高いでしょうか?

実は、どちらも同じ評価なんです。

クライアントは「欲しい情報が正確に載った資料を期限内に提出する」ということが守られていれば、プロセスは気にしません。

言われてみれば当然ですが、私は「人に頼らず自分で頑張った」という事実を作ることが目的になっているという経験が多々ありました。

「コミット」ではなく「プロセス」にこだわるというのが、私が習慣化していたことです。この習慣は、もっと早く改善すべきでした💦

この本を読んで、新卒の頃に読んでおきたかった……というのが一番の感想です。

コンサル以外の職業や社会人2年目以降の人も、学ぶべきことがたくさん載っている本なので、ぜひ一度読んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました😃
今後ともよろしくお願いします✨


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