私をなぐさめる牛肉の赤ワイン煮込み

今日は少し、悲しいことがありました。

くやしかったり、やるせないことがあると、
「特別なことがあった日には、特別なものを食べなくちゃ。」
という大好きなフレーズを思い出します。

「どこかでゆっくりコースでも食べる?」
「それとも、ちょっとジャンクなもの食べちゃう?」

自分と相談して、思い浮かんだのは『牛肉の赤ワイン煮込み』。

いただきものの赤ワインがたっぷり残っていることを、
ずっと頭の片隅で覚えていたのです。

牛肉はふるさと納税でいただいた切り落としが冷凍庫に。
一緒に煮る小さめの玉ねぎだけ買って、
そそくさと家に戻りました。

まず、牛肉の切り落としはレンジで解凍し、
赤ワイン・にんにくと・小さじ1の塩・砂糖と一緒に袋に入れます。
にんにくは丸のまま。

5分ほど漬けたら牛肉とにんにくを鍋で焼き始めます。
焼き色がついたらいったん鍋から出して、
次に半分に切った たまねぎを焼きます。
肉のうまみを吸わせるように、切った面を下にするとよいです。
たまねぎは火が通るまで、鍋にふたをして中弱火で。

火を通している間はナッツやチーズ、赤ワインをちびちび。
これもとあるメディアで覚えた術です。

玉ねぎに火が通ったら、
牛肉とマリネしていた赤ワインを鍋に戻します。
ここでさらに赤ワインを足しても。

ふたたびクツクツと煮込んで、
全体がなじんだら少しのケチャップ、はちみつ、塩で味をととのえます。
仕上げに ひとかけのバターをからめてできあがり。

薄切り肉で作るので煮込み時間は少なく、
でも味や見た目はまるで洋食屋さん。

つけあわせにはゆでた青菜と、
料理家の小堀紀代美さんのレシピ「謎のマッシュポテト」を
ココナッツミルクでアレンジしたものを添えました。

今日の料理は作る時間も含めて、
自分に「よくがんばったね」と言ってあげられるものになって
嬉しかったです。

ほぉ、自分の好きなものを作って食べると、
「悲しかった」はじまりが「嬉しかった」に変わるんだ。






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