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174. 0(ゼロ)を1にする人と、1を100にする人は別物なんだ。〜大曽根幸三〜

みなさんこんにちは。


今回は、初代ウォークマンの開発を主導した伝説の技術者と呼ばれた後にソニーの副社長を務めた大曽根幸三さんの格言について紹介していきます。


0(ゼロ)を1にする人と、1を100にする人は別物なんだ。

大曽根さんは1933年に生まれ、
1956年に日本大学工学部を卒業してからミランダカメラに入社します。

ミランダカメラが対米輸出で業容拡大した時にアメリカの商社に投資されたのはいいものの、
新製品を見ると投資回収のためにすぐに「2〜3ヶ月後に大量に売ろう」と言ってきており、
金を出して工場を建てることや、技術者を教育して治工具類を自前で作ったりする必要があることを理解されず、
どうしようか迷っていました。

そんな時にソニーが中途採用をしているのを聞き、
独創的な仕事を思う存分させてくれるとソニーに入社します。


技術者には、十を百にするタイプと、ゼロから一を作るタイプの2種類がおり、
当時のソニーにはたくさんいたそうです。

国産初のビデオテープレコーダーを開発した木原信敏さんなど、
独創的な技術者が自分と似たような人を集めていたからだそうです。


ただ、このゼロから一を生む技術者は世にいう奇人や変人が多く、
会議では色んな意見が出て大変だったそうです。

その当時のトップが凄かったのは、
「私はそう思わない」という人の話を傾聴していたことだそうです。

賛成意見は聞かなくても分かる、
言った方も意見を全部聞いてもらえれば、
あとは決まった方向へ突き進むことができます。

〔参考文献〕
週刊東洋経済編集部 . "奇人・変人が多かったソニー" . 東洋経済ONLINE . (2009-10-28) . 
https://toyokeizai.net/articles/-/3165#:~:text=%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%9D%E3%81%AD%E3%83%BB%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%9E%E3%81%86,%E3%81%AE%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%82%92%E6%8C%87%E6%8F%AE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82 . (参照 2022-06-08) . 


これは技術者に絞った話になっていますが、
色んな業界においてこれは当てはまると思います。

それは、スポーツの戦略であったり、
技術に関してだったり、
営業でのマーケティングや売り出し方であったり、
飲食業界の調理方法などや、
経営や事業においても同じことが言えると思います。

1から派生した100を生み出す人と、
ゼロから1を生み出す人は別かもしれません。


世の中で多く見られるのは、この1を100にしたものばかりでしょう。

1を100にする力も世の中には必要で、
まさにフランチャイズやチェーン展開している業態のお店はこれにあたります。

世の中の発展にはそのどちらも必要で、
ただ、大きく時代を変えるような発見をするのはゼロから1を作る人です。

そのような力を持っている人が仕事仲間にいることで、
仕事にも新しい風が吹くかもしれません。


最後に

今回は、初代ウォークマンの開発を主導した伝説の技術者と呼ばれた後にソニーの副社長を務めた大曽根幸三さんの格言について紹介してきました。


ゼロから1を生み出す力が誰にでも備わっているかは分かりませんが、
世の中の発展に関わっている人たちで必ず必要な人たちでもあります。

ただ、新しいものを生み出す人というのは周りから変わっていると見られがちで、
それは人と違う視点で物事を見ているからに他なりません。

この違いを「話のできない人」とするのか「新しい見方を持っている人」とするのかは、
見る人の器が試されるかもしれませんね。


ちなみに僕は大学が工学部ということもあり、
周りには日常会話から理科の公式を出してくるような親友が多くいたので、
そういうのには慣れていたりします。

ただ、その変わってる見方だなあと思う話を、
どれだけ自分の知識や考え方に写し込もうと思うかは人それぞれです。

色んな知識を身につけ、色んな角度から物事を見ることにより、
他人には見えなかった部分が見えるようにもなってくると思います。


変わってる人全ての人に関わる必要はないと思いますが、
この分野においては凄いなあと思う人で、
この人みたいな考え方をしてみたいという考えがあるなら、
その人と話してみて、さらには変わってるなあと思う部分を、
なぜそう思うのかまで聞いてみると、
自身の考え方の幅が広がるかもしれませんね。

そうやって考え方の幅が広がってくると、
本当にふとした時、誰にも思いつかなかったようなことも思いつくかもしれません。


自分の考え方が広がって、
知識が増えてそれが何かに活かせるのであれば、
それは人生が豊かになることにも繋がると思います。


僕も今一緒に仕事をしている人で、
凄い考え方をしてるなあとか、
こんな考え方どうやってしてるんだろうとか思う人がいます。

そしてその人みたいに仕事を思う存分楽しみながらも、
責任を取りながら自由に仕事をしたいとよく思います。

なので、考え方が違うなあと感じる時には聞くようにしていて、
なぜそう思うのかまで理解しようとしています。

そうすることで、自分にも新しい考え方や発想が生まれて、
次の新しいことに活かせるかもしれないからです。


考え方の幅を広げて、
人生も豊かにしていきたいですね。


自分のチャレンジする姿と成果で、
人は決めたところから人生を豊かにできるということを証します。

そのために、常に自分にとって新しいものを吸収し続け、
自分の理想とするところに合う考え方を吸収していこうと思います。


みなさんの理想の未来に何か役立つnoteであればと思います。


それではまたどこかで。

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