見出し画像

手書き筆文字欧文フォントを作る。

フォントというのは、超ざっくりに言えば横画の右端にウロコが付いていれば明朝体、線の太さがほとんど変わらなければゴシック体というように、その書体特有の決まりに則って作られた一連の字体の集まりです。NOTEで使用されている日本語はおそらくゴシック体でしょう(細かく分類すると、〇〇〇〇ゴシックという名前がついているはずです)。

実は今、筆者はトップ画像に据えた「ABC」のような手書き筆文字フォント【アルファベット+数字+約物(!?#$%などの記号)】を作っています。どうしてわざわざフォントを作っているのかというと、理由は2つあります。1つめは、毛筆/毛筆調で書かれた欧文フォントの中で使いたいと思ったフォントがなかったからです。「それなら、自分が納得するものを書いて作ってしまえばいいじゃないのよさ?」となったわけですね。

2つめは、世の中に存在するフォントの中には無意識に無断で商用利用して(フォントファイルの)著作権を侵害してしまう危険性があるからです。ネットを検索すれば、FONT BEARさんやフロップデザインさん、FONT FREEさんなどフリーフォントを配布しているサイトがいろいろと見つかります。配布されているフリーフォントは個人で利用する分にはさほど支障はありませんが、無条件に商用利用できるフリーフォントというのは限られています。その事実が意味するのは、フォントは無いと困るけれど、一から作りあげるのはとても大変だということでしょう。筆者はそれを今正に体感しています。

これまでに、筆者は趣味で自分が書いた筆文字を使ったTシャツスマホケーストートバッグなどのグッズを作って販売していますが、自作のフォントをそこに使いたいと考えています。既存のフォントをダウンロードして使うことはできたのですが、見た目が下手でもオリジナリティが欲しかったことと、「自分で筆文字を書けるのに他の書体を使うなんていうのは、アマチュア文字書きとして自分が劣っていることを自ら認めているようではないか?」という心理がそうさせませんでした。

さて、自分が目指している欧文フォントの仕様は①視認性を残しつつ、②丸みのある柔らかい質感の③手書きを感じられる筆文字です。②の丸みのある柔らかい質感というのは筆者の感覚なので、言葉を並べて説明するより下の二例を見ていただいた方が早いでしょう。

このような字体の質感を、筆者は「丸い」とか「柔らかい」、「ふわっとしてる」などと勝手に呼んでいます。これらは筆者が書いたアルファベット一文字一文字を組み合わせて作った言葉たちです。ちなみに、上は「do not disturb. / 邪魔しないで。」、下は「Do as I say, not as I do. / 私の言う通りにやってみてよ、(実はそれを)私はできないけどね。」っていう意味があります。少し長い文章なら、以下のような感じになります。

まだ文字サイズや質感統一が中途半端ではあるのですが、割と読みやすく仕上がっていると思いますし、これから改良を加えていきます。この手書き筆文字に需要があるのかは横に置いておいて・・・少なくとも自分には需要があるので納得いくものができればTシャツ作成などに大いに活用しようと考えています。フォント作りの挑戦はまだ始まったばかりなので、出来上がったらNOTEでアナウンスをするかもしれません。応援していただければ幸いです。よろしくお願いします( 'ω' )

「ためになるわ」と感じて頂ければサポートを頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。