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どうやら私は、大企業に向いていないらしい

家計の節約のために、電気を小まめに消す。
家計を管理するために、家計簿を付ける。

そんな風に丁寧にコツコツと、同じ習慣を忘れずに出来る人を私は心の底から尊敬する。憧れすら覚える。

なんでかって、私はどうしてもそれが出来ないから。

私が大企業に向いていない理由

つい先日も、会社の家賃補助が支給されないという死活問題を発生させてしまった。

月4万円弱の補助がもらえないのは、夫がフリーランスで私が大黒柱であるわが家にとって大打撃である。

気付いたきっかけもお粗末なもので、12月に銀行へ振り込まれた金額を見た夫から、
「こんなにボーナス少ないんだっけ?家賃補助も出るんじゃないの?」と指摘されて初めて、自分の処理が漏れていることに気付いたのだ。

2018年度に入って育休から復帰した人は、必ず補助再開の申請をしなければならなかったらしい。

半年分、約20万円の家賃補助がもらえない。に、にじゅうまん!?

ボーナスが出たらpaypayでMac Mini買おうって夫と約束してたし、この前Switchのスマブラだって買っちゃったのに。

頭がクラクラした。
仕事が手につかないこと小一時間、業務そっちのけで何とかならないか相談して回った。(仕事しろ?いや、できないでしょ!)

経緯を確認すると、通勤費や財形貯蓄などと違って家賃補助は該当者が限定されるから、育休復帰時に再開のアナウンスはされないらしい。
大企業ならではの「欲しければ自分でちゃんと申請してね」スタンス。

まずは席が近い総括担当の人に相談したけど、

「その申請をしなかった人なんて聞いたことないよ。アナウンスが無くても自分で能動的に申請するのが普通だからね。過去分を遡ってもらった話も聞いたことがない」

と言われた。

多分、"普通の人"だったら、"普通"に気付いて、"普通"に申請する。

だけど私は、それが出来ないんだ。どうしても。
(結果的に人事部へ相談したら、「とは言え会社もあなたへの連絡をしてなかった不備もあるので、今回だけ特別に遡及で払うよ。だけど今後は自分から忘れずに申請してね。」という結論になりました。ありがとうございます本当に。)

この一連の出来事や、結婚生活丸6年の日々の私の暮らしぶりを見た夫に言われたのは、

「はるちゃんは大企業に向いていないんだね」

という一言だった。

10年も勤め上げて、思えば暗黒大陸に上陸してしまったような日々だった。

新入社員で法人営業をやってた頃は、顧客の社内の権力構造が1ミリも理解出来なくて苦労したし、大企業あるあるの社内調整祭りで納期に合わせていくことも、他の人より壊滅的に苦手でストレスだったし、周りの人に随分と迷惑を掛けた。

10年経ってやっと人並みに追いついたと思いきや、今回みたいに家賃補助の申請を「言われないから気付かなかったてへぺろ」なんてことが平気で起こる。泣ける。

そういえば物心ついた時から、自分が興味のあることとないことへの集中力の差が激しすぎたし、"普通じゃない"ことへのコンプレックスも多大にあった。

入社して3年目、例の暗黒大陸時代に上司との関係で悩み駆け込んだメンタルクリニックで、発達障害の傾向は見受けられるが、EQ/IQでカバーしてるって言われたこともあったっけ。

「発達障害のグレーゾーン」というやつかもしれない。

そんな私だけど、就活中に親から「大企業に入っておけプレッシャー」を受け、やりたいことも特になく福利厚生で選んだ結果、よりにもよってお固めな大企業に入ってしまった。

全然、向いていなかったのね。

そんなことを夫が気付かせてくれて、肩の荷が下りた。ホッとして涙が出た。

できないことは諦めて、できることを深めてみよう

親ですら気付かなかった私の性質を、結婚生活6年の間に気付いてくれた夫に、心の底から感謝をしている。

この前のnoteにも書いたけど、自分の"普通"が"普通"じゃないことに悩んでいる人や、今の環境に違和感を感じる人は、自分のことをこれ以上否定しないでほしい。

あなたには「できないこと」がある分、「あなたにしかできないこと」が必ずある。

私のように「できないことを頑張って克服して順応する」んじゃなくて、「できることに注力する」ことの方がよっぽど自分のためにもなるし、社会のためにもなると思う。

私ももうアラサーならぬオバサーだけど、「私にしかできないこと」をこれから吐くまでやるつもりです。
(全然吐かなくていいんだけど、ついつい体育会系のノリが出てしまう。もう身体に無理が効かないので程々にやります。笑)

実は、「できないこと」って気付きやすいんだけど、「できること」って気付きにくかったりするんですよね。

だって、呼吸するようにできちゃうから。

「私、呼吸するの得意〜!」

なんて言う人がいないみたいに。

だから機会があればぜひ、周りの人に「私ってどんなことが得意かな?」ってどんどん訊いてみてほしい。

あなたが少しでも私と関わってくれた人なら、いつでもお伝えするので連絡下さい。私、そういうの見つけるの得意なので。笑

一人一人が、好きなこと、得意なことを生かし合って暮らせる社会になったらいいな。

あ!家賃補助はマジで大事なんで、申請は忘れないようにして下さいね〜!
(当たり前かww)

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