見出し画像

体調と気力のバロメーター

 以前もここに書いたが、このところはいささかお疲れモードで読書ペースが落ちていた。いや、読書への熱が上がらないことで疲弊している自分に気づいた、という方向性だ。きょうはそれが解消しつつあることを実感できる出来事があった。

 きっかけになったのはやはり読書。

 多い年には300冊を読むことになるので、金銭面と所蔵スペースのため基本的に図書館を激しく利用する私。ここではうっかりしていると人気の書籍は1年待ちとかになるため、選書ではスピード感が大切になる。平たく言えば「面白そうな本の情報はいち早くキャッチして、すぐに予約、またはリクエストを入れる」のがコツになる。

 このため選書アンテナが大切だ。SNS「読書メーター」でお気に入りのユーザーの感想をフォローするほか、主要6紙の書評欄とdマガジンにおける雑誌の書評チェックは欠かせない。

 きょうも週末のルーティンとしてdマガジンのチェックを行っていたところ、「ああ、読みたいな」という本が目白押しになった。読書リストに追加されたタイトルを列挙しておくと「日本で軍事を語るということ」「幽玄F」「逆境路線バス職員日誌」「事務に踊る人々」「怪物に出会った日」。小説、人文、エッセイ、ノンフィクションとジャンルも幅広く、「ああ、熱が戻ってきているな」と実感する。

 今からは自転車で片道15分かかる近隣区の図書館に届いた予約本の貸出に行く。往復30分、2週間後には返却にも行かねばならないことを思うといささか面倒だが、この区の図書館には居住区・職場区の図書館には所蔵がないサブカル系の書籍が入ってくるのだから仕方がない。

 ああ、いつまでも元気で楽しく本を読んでいたい。それが還暦を迎えたいまの気持ちだ。
(23/11/11)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?