玄関を開けると金木犀の香りがほのかに香ってくる
季節となりました。

体調の影響で心が鈍ること、
ありますよね。

最近の私はまさにそんな感じなので
どんなに小さな事であれ、泡のように消え入るような
短い時間であれ
五感（嗅覚）で感じる心地良さを
大切にするようにしています。　

そんな時は

「ああ、今（この瞬間）気持ちが良かったね」と
もう一度、心で呟いたり。

あまりやったことなかったけど
口に出してもよいかもしれない。
今度呟いてみようかな。

10月初旬に発売されたばかりのMr.Childrenの
待望のニューアルバム
「Miss you」は、まさに五感の
視覚や聴覚
（何なら音から全身の毛穴を通って感じる肌感覚も）
フルに使い
カタルシス効果（浄化作用）を得ています。

ミスチルが好きか嫌いかは、どうも
賛否両論に分かれるようだけど

彼らの音楽は基本、
スルメソングが多いので、何回も噛み締めないと
その良さはわからないのかもしれない。
（私は長年のファンです）

誠に勝手でおこがましすぎるけど🙏
私は桜井さんと根本的な「質」が近いと思うので
（気難しさとか。何事も小難しく考えそうなトコとか。
長所は残念ながら似てないけど^^;）

彼の描く歌詞は
毎回毎回、私の心をグリグリと突き刺しては
魂ごと癒やしてくれる。

ニューアルバムが発売される時は
はじめに歌詞を読み込み
「言葉」から桜井さんが何を伝えようと
しているのかを私なりに考察してから
そのあと音に入るのが私なりの
「ミスターチルドレン」の愉しみ方。


今回は5曲目の収録曲
「LOST」がダントツに刺さった。

他、半世紀生きてきた
50代ならではの
やるせなさやら、人生のもがきを
リアルに表現してくれている
Fifty's map ～おとなの地図〜も良い。

何人かの友を思い出しては泣けてきた。

尾崎豊のセブンティーズマップと
タイトルや歌詞の一部をリンクさせて

50代だからこそ「わかるわかる〜！」
の愉しませ方も唸ってしまう。
中学時代、
夢中になって尾崎を聴いてきた
私たち世代だけに。

桜井さんはそう、いつも
何かしら仕掛けてくるんです。

若い層のファンも大切にしているとは思いますが
同じ時代を生きてきた、
長年のファンを（想って）の
彼の素敵な計らいも必ずあるので
そこに、いつも彼の愛を感じています。

雨の日のパレードも、メロディが
耳あたりの良い
ミスチルならではの定番系ソングで
ただただ魂が癒やされました。
雨の日に聴くと、より
雨の音や外の景色との相乗効果で
切なくなり涙が溢れます。

が、LOＳTに関しては
あまりに今の心情と被って
涙を流すを超えて

号泣😭😭😭

桜井さんもこの苦しみを
幾度となく、繰り返し経験してきたんだろう。


光があたる人ほど、光り輝く人ほど
富や成功や幸せを
一度でも掴んだ人ほど
この苦しみは深いと思うから。

運転中あまりに号泣しすぎて、
瞬時の判断が鈍ったのか
車を擦ってしまった程^^;

あまり
感情移入しすぎても良くないですね💦
気をつけなくては(⁠ꏿ⁠﹏⁠ꏿ⁠;⁠)
　

今日の私は
一体何を伝えたかったのだろう？？笑


つまり
Mr.Childrenありがとう
桜井さん、いつもありがとう
（苦しい気持ちを癒やしてくれて、代弁してくれて）

それが１番言いたかったのかもしれません。

（前回の記事に書いた仏教的「勝友」は
桜井和寿さんはもちろん、欠かせないお一人です）

↓LOSTの歌詞、最後に載せておきます↓

LOST（作詞・作曲　桜井和寿）

「くたびれた顔してるな」って
顔を洗う度思うんだ
鏡なんて無くて良いや
こんな自分をもう見たくない

掴んだ光さえ
歪んで闇に消えてった
取り返せもしないで
また今日も立ち尽くしている

良いことがきっとあるよって
前を向いて歩いて来たっけ
子供達になんて話そう
生きる意味や未来を

願いや祈りだって
腐って床に飛び散った
誰かを傷付けたり
その度 怖くなってった

尖った分 その痛みが
走った分 その衝撃が
自分に返って来るから
星でも眺めて暮らしていたい

仕事終わりに飲むビールと
年老いた２匹の犬が
僕の帰りを待っている

それだけで良い
それだけで良い

放った光さえ
歪んで闇に消えてった
取り戻せもしないで
また今日も立ち尽くしている

真っ直ぐな想いだって
捻じ曲がって伝わっていった
やり直せもしないで
また今日も立ち尽くしている

立ち尽くしている