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【習い事】上達するかしないかは、子どもの「モチベーション」次第

3度の挫折を経て、ギターが弾けるようになったJUNです。

最初は、「モテたい」、「弾けたらかっこいい」的な理由で始めたのですが、きれいに挫折しました。

しかし、本気で練習しようと思ったのは、「弾き語りしたい曲がある」というモチベーション。

そんな人生経験にぴったりな話を見つけたので、シェアします。

子どもさんの「習い事」にも通じる話。

最初から、「この子は、どんな習い事がいいのか?」と思い悩むよりも、「とにかく興味をもったことにチャレンジさせてあげよう。いざとなったらやめればいいし。」くらいのテンションで考えた方がよいかもしれません。

ぜひとも、子育ての方は「ふ~ん。」という感じで読んでみてくださいね。

▼上達するかどうかの判断は、子どもの「モチベーション」

突然ですが、「フィーリエ・デル・コーロ」というグループをご存じでしょうか。

女性だけで構成された音楽グループであり、17世紀のベネチアで活躍。その演奏は、民衆だけでなく、王家や当時の知識人を深く感動させました。

フィーリエが変わっていたのは、その構成メンバー。

小さい頃に捨てられた、身寄りのない女性たちで構成されていたのです。

子どもたちは集団生活をしており、読み書き計算が教えられると共に、楽器の演奏が大切な仕事だったのです。

そこで行われた練習方法がとても独特。

なんと、「1人が複数の楽器を演奏できるよう練習した」というのです。

現代とは違い、担当が継続して演奏し続けるということが困難な状況もあり、いつでもピンチヒッターとなれるよう、みんなが様々な楽器を演奏できるようになっていました。

そして、そのような状態だからこそ、多くの人を魅了する演奏ができたのではないかという話があるのです。

また、こんな話もあります。

音楽心理学者のジョン・スロボダさんが、「8歳から18歳までの初心者から難関の音楽学校に通うまで、さまざまな音楽レベルの生徒を調べた」ところ、

「上達した生徒たちの練習量が増えるのは、自分がフォーカスしたい楽器が分かってから。」

ということが分かりました。

どういうことかというと、ギターでもバイオリンでも、

「上達するタイミングは、『この楽器が弾けるようになりたい!』というモチベーションに目覚めたとき!」

ということであり、「どれだけ早く始めたかという視点は上達に関係ない」ということが分かったのです。

さらに、「200人の若い音楽家を調べた研究」では、音楽をやめた理由として、

「自分がやりたかった楽器と、実際にやることになった楽器が違っていた。」

と訴えたというのです。
#RANGE

ここから示唆されるのは、親御さんの立ち振る舞い。

「子どもが興味をもったことにチャレンジさせてあげるのは親の役割であるが、そのスペシャリストになるかどうか選ぶのは子ども。」

ということなのです。

楽器の上達が、その人の「モチベーション」にかかっているのであれば、「はい、今日から毎日3時間練習します!」というルールづくりをするようなものは、上達しない可能性大と言えます。

むしろ、「そろそろ練習止めたら?」と声をかけるまで没頭しているようなものと出会ったのであれば、間違いなく子どもさんの「強み」となってくれるでしょう。

とことん没頭できる環境を準備したり、プロと出会わせたりすることで、子どもさんの才能を応援することができるでしょう。

ぜひとも、「モチベーション」をヒントに「習い事」も考えてみてくださいね。

▼まとめ

本記事では、「上達するかしないかは、子どものモチベーション次第」という内容をまとめました。

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