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【子育て】子どもに教えてあげたい「我慢」の話。

密かに熱血教師に憧れているJUNです!

憧れというのは、自分との「違い」から生まれるもの。とういことは、やはり僕は熱血教師ではないのです。普段から先生方の子どもに対する接し方を見ていて、何度「あぁなれたらなぁ。」と思ったことか。

でも今は分かります。「自分を理解してあげることが、自分を幸せにする。」と。

やっとこの境地にまで辿りつけました。

本日は、そんな話題。

人生において望んでいることは、必ず手に入るわけではないのも事実。または、結果的に手に入ったとしても、そうそう簡単に手中に収まるものでもありませんよね。

僕のようにそれなりに年齢を重ねた人であれば、この理屈をある程度理解してくれるとは思うのですが、「子ども」に分かってもらうにはなかなか時間がかかります。

しかし、大人として伝えておかねばならぬ人生の真理みたいなものがあることも事実。その中の1つ「我慢」についてまとめましたので、読んでいただき、子どもに粘り強く伝え続けていただけたらと思います。

▶「我慢」が大切な理由。

突然ですが、「マシュマロテスト」はご存じでしょうか。

どこぞで聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、ざっくりと説明すると。子どもたちに次のような選択肢を与えるところから始まります。

「目の前にあるお菓子はいつ食べてもいい。しかし、私が戻ってくる15分ほど待っていたらお菓子を2つあげるよ。」

という「すぐ食べるのか、少し待っているか。」という選択肢です。

言わずもがなですが、「15分我慢して2つもらう方がお得です!」そして、この「待つ」という選択肢を取ることができる子どもの方が、

「人生において豊かになる確率が高まる。」

という結果と結びつくという研究です。

これは、子どもがどれだけ「自己制御」ができるかを判断する実験です。教育現場でも「非認知能力」というかたちで注目され、学力の高さ以上に重視すべきとされていますよね。

さて、ここにきた「マシュマロテスト」をなぜ敢えて復習したのか。実は、「人生と言うのは壮大なマシュマロテストである。」ということはご存じでしょうか。多少大げさに言っていますが、実は僕たちも含め、僕たちの目の前にいる子どもたちは、常にマシュマロテスト状態なのです!

「こいつは、何を言い出すんだ。」と思われたでしょう。大丈夫です。慣れていますから。ただ、これだけは考えてください。こんな言葉、子どもたちから聞いたことないですか。

「勉強って、何でしないといけないの。」

さぁ、どうだ! あるでしょう!!

この最大の問いが発せられたとき、あなたはどのように対応したでしょうか。ただただ、こぶしを握り締めただけではないですか。「そんことより。」と話題を逸らしてはいませんか。ここで、大人として話題とすべきことこそ、この「マシュマロ」なのです!!

まだ、言っている意味が分かりません? すみません。単純に言うと、

「勉強こそ、子どもにおいての最大のマシュマロテスト!」

なのです!!!

きっと、「何で勉強なんて。」と問う子どもさんの意図は、

「こんなめんどうな勉強なんてやりたくない。」

というニュアンスが含まれているでしょう。

しかし、大人は知っている。「勉強をしておいた方が、今の世の中には役に立つ。」ということを。ほら、マシュマロテストでしょ。

「今、我慢強く『勉強』した人が、未来の自分の『可能性』という幸福をゲットできる!」

という壮大なマシュマロテストなのです!

もちろん、その幸福がいつ訪れるかは分かりません。マシュマロテストのように15分で研究員が戻って来てお菓子を渡してくれるというように、具体的な見通しはもてません。

しかしですよ! 「怠惰な自分を抑えてこつこつ努力できた人。」が、自分の進みたい方向を見つけたとき、一気に花開くことは何となくイメージできるでしょう。

もっと言うと、「これだ!」と見つけられなくとも、「怠惰な自分を抑えてこつこつ努力できる人。」は、どんな状況でも「成功」と呼ばれる状態に到達してしまうのです!

やはり、その要因は「目の前の利益に囚われることなく、頑張った先に控えているであろう最大の喜びを意識して今すべきことができる。」という「自己抑制力」なのです!

▶「自己抑制力」は、何とかできる。

ここまで、「人生の成功への必須スキルは、『自己抑制力』だ!」と書いてきましたが、その偉大な力は「はい、生まれつきです!」と言い切って終わったら、身も蓋もありません。

しかし、遺伝に左右される部分はあることは確かです。しかし、「我慢」ができない子どもが、大人になっても「我慢」ができないということはありません。なんと、

「『環境の力』で変えられる。」

ということが分かっているのです!

もっと言うと、

「小さな子どもより、青年の方が我慢強く、青年より大人の方が我慢強い。」

という傾向も分かっています。

もちろん、大人なのに子どもレベルの我慢強さという人がいないわけではありません。しかし、重要なことは、

「『自己抑制力』は、『環境』の力で育てられる。」

ということなのです。

では、どのような「環境」が適しているのでしょうか。これは、もはや言わずもがなですね。

「我慢強くこつこつ努力する人が近くにいる。」

という環境です。

そして、一番お手本として身近なのは、やはり親御さん。ということは、

「親御さんがお手本を見せてあげる。」

じっくりと考えた購買行動や、バランスの良い食事を適度に食べる。また、積極的に運動をして健康の維持に努めるといった、

「めんどうだけど、未来も自分の利益になること。」

について意識高く行動している姿を見せてあげましょう。

そのような「自己制御力」の良いお手本が、子どもの「自己制御力」を育てるのです。

▶まとめ。

本記事では、「自己制御力は、幸福スキル!」という内容をまとめました。

書きながら、若干親御さんにプレッシャーをかけるような内容なのではないかと思いましたが、そんなときもありますよね。

適度なプレッシャーは、悪いものではありませんし。何かしら適度に追い込まれていないと行動できないこともありますからね。

子どもたちが言う「めんどい。」ことが、実は人生において重要になってくることなのではないかと思うのです!

その「めんどい。」ことに果敢にチャレンジするかっこいい大人像をぜひとも見せてあげてくださいね!!

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