橋本治とミュージカル4
秦豊吉は昭和8年、宝塚入社以前に、小林一三に以下のような内容の手紙を送っている。
·パリのレビュウは種ギレの感がある。踊りよりも歌に転じてきている。
·レビュウに代わるものとして「オペレット」が圧倒的人気
·ロンドンでは伝統的なヴァラエティが健在
·将来日本の大衆に最も歓迎される芝居は、歌と舞踊とを多く含んでいるものであると確信している。今日ではそれは「オペレット」であり、映画に対抗し得る唯一である。
·宝塚はこれまでのレビュウはそのまま継続的にやるとして、別種のオペレットに