見出し画像

OSO18から学ぶクマの恐ろしさ

北海道においてoso18、通称《忍者熊》が7月30日に仕留められる。

人的被害は無かったが、牛がのべ66頭被害に遭った。

このクマの怖いところは、体重が300キロを超えており、この記録はあの最大の害獣事件を引き起こした三毛別の《穴持たず》と同じくらいの体重というところだ。

そして名称の通り、《忍者》なのだ。

姿を現さない


2019年から2023年までセンサー機能によって自動撮影された写真数枚でしか捉えられていなかった。

偶然にも1人のハンターによって駆除されており、この騒動はあっけなく幕を閉じた。

しかし熊による事件は昔からあり、今回の事件は獣害事件の歴史から見るとまだマシな方だ。

OSO18は牛の味しか覚えなかったが、人も食べる。
そして人を一度食べると味を覚えてその後も人を襲うようになる。


当たり前だが熊と会話はできない。

意思疎通がとれないくせに進退性能が高いから厄介なのだ。

骨格がレベチ

車とぶつかると車側が壊れ、部位によっては弾丸も通さないほど骨格が頑丈。

筋肉量も人間とは比べ物にならないほどで、クマが1発殴ったら首が飛ぶといっても過言ではない。


じゃあ逃げればいいじゃん!

 走ると60キロ出る


なっ、なら高いところに逃げよう

クマは木登りが得意🧸


そして意思疎通ができないクセに執着心はメンヘラ並に強く、一度俺の物認定した物は死ぬまで執着する。

理性が壊れて怪物化したジャイアンだ


ついでに嗅覚は犬より優れていて、知能も高い

人間のリアルチートなど相手にならない。

クマからしてみれば人間など総じて赤子同然なんだ。


じゃあ熊とカチ遭ったら詰みなのかというと…一応対処法はある。

そもそも熊は臆病なので、攻撃してくる時はビックリした反射行動であることがほとんどだ。

お化け屋敷で驚かされて反射的にお化け役を殴ってしまったみたいな海外動画を見たことがあるが、あんな感じだろう。

これはゲームだけど…


なので理想ははちあわないこと。
 鈴を付けるという対策もあるのだが、それでは少し音が足りないうえに牽制力もそこまでないため、爆竹がベストだとのこと。

 見通しの悪い場所や嫌な感じのする場所で迷わず使う。

 そうすることで遭う確率は減る。

それでも万が一、バッタリ遭ってしまった際にはどうするか?

絶対に目を逸らさない

これが最も重要。目を逸らした瞬間に襲いかかってくるだろう。

攻撃を仕掛けるような動作をするのも良くない。とにかく刺激を避けることだ。

いちばんやってはいけない行為は背を向けて逃げること。

 これはネコ科の動物にも言えると思うのだが、対象が逃げると狩猟本能で追いかけたくなるのだ。

逆に対象が追ってくると、獲物だと思っていたものが、想定しない動きをして混乱するのだ。

蛙化現象みたいな感じだろう。

どんなに体が小さいネズミだとしても、向かってくると猫はびっくりして逃げてしまう。

 熊はビックリすると条件反射で攻撃してしまうので、クマには絶対やらない方がいいのだが、獲物だと認定されない立ち回りは重要だ。

獲物だと思われず、かつストレスも与えない立ち回り。

それが目を合わせて後ずさるという行動なのだ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?