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野球少年は永遠なり

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プロ野球観戦が趣味のパパの影響を受け野球を始めた息子、その野球生活についてつらつら書きます。
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少年野球⑨:優勝より価値ある3位

少年野球⑨:優勝より価値ある3位

秋の市大会・区大会が終わると、息子を含む6年生が引っ張るチームで臨む公式戦は終了となり、卒団までカウントダウンとなる。
市大会は予選2回戦で涙を飲み、いよいよ最後の区大会に臨む。

区内の全15チームで争う区大会。全4ブロックの予選リーグに分かれ、各々上位2チームが決勝トーナメントに進出する。
ここで、息子のチームは3チーム総当たりで2つの椅子を争うブロックに入った。
もちろん2勝できれば勝ち抜き

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少年野球⑧:キャプテンはつらいけど

少年野球⑧:キャプテンはつらいけど

キャプテンを引き継ぎ、そしてピッチャーまでやる。
息子がよもや、チームの中心として屋台骨を背負わされることになるとは、入団当時には思いもよらないことになった。

エース級2人が抜け、性格的にも個性派揃いの6年生と、ちょっと生意気だけど頼りになる5年生が集まる新生チームを、マウンドから、ファーストの守備位置から、時にはベンチから声を出し鼓舞し、投打に奮闘する。
キャプテンである以上、試合に負ければチ

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少年野球⑦:受験生と新生チーム

少年野球⑦:受験生と新生チーム

投稿を1年さぼっているうちに時は過ぎ、息子は小学校を卒業し中学校に進学、野球チームも卒団。
朝晩はグラウンドまで車で送り迎え、ママはお弁当作りと泥んこのユニフォームの洗濯、試合となれば必ず応援に駆け付けた毎週末。
大変だったけれど、終わってみると寂しいもので、少年野球オンリーだった週末が一気に暇になってしまった今日この頃。
記憶が薄れないうちに、卒団までの活動を書き残そうと思います。

ちょうど昨

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少年野球⑥:叱咤のみで激励なしの指導って。。

少年野球⑥:叱咤のみで激励なしの指導って。。

市大会優勝など、輝かしい実績を残した先輩たちも、3月に卒団。
いよいよ我が息子たち8人が最高学年となり、チームを引っ張る年になった。
待望の一桁の背番号もいただき、期待とプレッシャーを背負いつつ、新たなシーズンが始まったのであります。

春になると、数々の公式戦が組まれる。
毎週毎週土日祝日、それなりに長い時間練習はしているから、決して弱小チームと言われたくない気概は全員あるし、昨年の先輩たちが結

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少年野球⑤:勝利至上主義とチームの底上げの両立は。。

少年野球⑤:勝利至上主義とチームの底上げの両立は。。

毎週の土日と祝日、チームは休みなく活動。
で、その殆どが試合。午前午後合わせ2試合、多い時は3試合もある。
公式戦は勝ちに行くので、当然ながらベストメンバーで臨む。そして練習試合でさえも、公式戦に向けたレギュラー陣の調整の場となり、控え組には殆ど出場機会は与えられない。
メンバーに等しく経験を積ませてチーム全体を底上げしようという意図は、監督・コーチの言動からは残念ながら感じられないのである。

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少年野球④:県大会出場、素晴らしい!けれど。。

少年野球④:県大会出場、素晴らしい!けれど。。

少年野球の大会の中でも、最も伝統ある全国規模の「高円宮杯」。
予選の段階で出場資格は絞り込まれ、前年の地区大会で上位進出を果たしたチームだけが出られる、名誉ある大会。(と知ったのは最近のことです)

さて我がAチーム、この高円宮杯に繋がる市大会で次々と勝ち進み、なんと決勝まで進出、見事に県大会すなわち全国大会の予選出場を決めた。
それだけで十分すごいのに、市大会決勝戦では優勝候補の常勝名門チームを

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少年野球③:試合に出る子、出ない子。

少年野球③:試合に出る子、出ない子。

息子の所属する少年野球チーム、普段は6年生+5年生の「Aチーム」と、4年生以下の「Bチーム」の2つに分かれて活動している。

いずれのチームも、目指すことは試合で勝つことなので、当然ながら野球のうまい子が優先して試合に出られるが、そこは小学生。野球そのもの以外に大事なことがある。
普段の練習にどれだけ真面目に取り組んでいるか、が勿論大事であるが、もっと端的に言うと、どれだけ「声を出しているか」であ

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少年野球②:少年野球で教わるもの

少年野球②:少年野球で教わるもの

うちの息子、いまのチームに入団したのは小学校4年生の5月、野球歴は約1年半くらいになった。

プロ野球観戦が趣味のパパの影響で、野球は幼い頃から好きで、近所の公園でおもちゃのバットとボールで遊んでたし、ニンテンドースイッチでも「パワプロ」をやりこんでいたから、ルールも大体理解していた。

しかし、少年野球チームで、本格的に野球を習うのは全く初めて。
打撃や守備の個人的な技術向上に加え、場面を想定し

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少年野球①:少年野球にのめりこんで。。

少年野球①:少年野球にのめりこんで。。

「野球やりたい」と言う息子が、悩んだ末に地元のチームに、昨年入団。
いまや、我が家は完全に少年野球中心の生活になっている。

息子本人は幸いにも、傍目には結構厳しそうな練習も楽しんでやっているので何よりではあるが、親のサポートは結構大変。。。

少年野球。はい、巷で言われている通り、まさに昭和の雰囲気が色濃い。
基本的に土日祝日は全て、練習か試合。
しかも一日の拘束時間が長い。
パパ達はコーチ役の

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