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「薬を飲み忘れた副作用」で死ぬかと思った話~知っておきたい「シャンビリ」のこと

ここ数日、わたしは死にかけていました。

なぜなら、めまいとしびれでフラフラだったから。家族からも「脳梗塞じゃない?」「せっかく公務員辞めるのに死んでどうするの?」と言われる始末だったからです。

しかし、いまこんなふうに書いているということは……そう、治りました!

今回はわたしが体験した「薬を飲み忘れた副作用」で死にそうになった話をご紹介したいと思います。

ネットで調べてもなかなか回答にたどり着かず、原因不明で悩んでいる方も少なくない症状。原因はさまざまだと思いますが、頭の片隅に入れておいて損はない知識だと思います。

ぜひ、かる~い気持ちで読んでくださいね。

【☆注意☆】
※わたしは医療関係者でもなんでもない、ただの公務員なので専門的なことは一切わかりません。でも、ご家族や友人でこのようなケースがあった場合の参考になればと思い、体験談をまとめました。

※わたしが飲んでいるお薬(サインバルタ)は心療内科で処方されるものですが、リウマチなどの痛みを和らげる場合にも処方されているようです。


体調不良あらわる

最近、本業が忙しくバタバタしていました。

もとから体力がないわたしはふらふら。帰ってきても家事をこなすので精一杯。スマホを見る気力もあまりありませんでした。

そんなある日。以前からたま~に出ていた症状が出てしまったのです。

それはうまく説明できない「めまい」。「ぐらんぐらん」でもなく「ふわふわ」でもない。弱い電流をからだに流されて、一瞬ぐらっとするような感覚が繰り返されるという不快な症状です。

でも前にMRIをやっても問題はなかったし、最近いろいろ疲れているし……。今回も寝ればよくなるだろうと思っていました。

今回やばいかも!

しかし、いっこうに回復しない症状。

翌朝起きると、めまいに似た症状はさらに悪化していました。仕方なくその日は早退して、かかりつけの耳鼻科へ。めまい検査を行いました。

しかし結果はまさかの「良好」。「まぁ、めまいじゃないと言えば、めまいじゃないような気もするし……薬でも飲んで早く寝よう」そう思っていたところ、また新たな症状があらわれました。

どこからか変な音! 足もしびれてる!

夜しずかになって気づきました。頻繁に「ザッザッ」という音が聞こえることに。だれかが爪をたてて体を掻いているような音が繰り返し聞こえることに。

次第にこの音は、わたしの動きに合わせて聞こえることが分かりました。さらに、なんとなく足先もしびれています。正座をしたわけでも、同じ姿勢でいたわけでもないのに、ずっとつま先がピリピリしています

めまい・幻聴・しびれ……

あぁ、わたしの人生終わりかもと思いました。脳から出血して死んじゃうかもしれないと。

ネットで調べまくれ!

「爪先 しびれ めまい」「電気が流れるような めまい」「皮膚を掻くような音 めまい」……いろんなワードで調べまくりました。とにかく調べまくりました。しかし、わたしが求めている答えは見つかりません。

しかし、ずっと調べていると「ザッザッ 耳鳴り」というキーワードにたどり着きます。とあるサイトには「眼球を動かしたときに音がする」という悩みが書かれていました。

いままで頭を動かすと音がすると思ってたけど……もしかして目? 

ちょっと眼球だけ右に動かしてみました。「ザッザッザッザッザッザッ……」

今度は左に動かしてみました。「ザッザッザッザッザッザッ……」

そう、変な音は目を動かしたときに聞こえていたのです。その音に合わせて瞬間的なめまいが起きていたこともわかりました。

では、この症状はなんなのか

正体をつきとめるまでには、これまた時間がかかりました。なぜなら「知恵袋」やお医者さんへの質問サイトをみても、答えが出てこなかったから。

「いろいろな病院や診療科で検査をしたが、いまだに原因が分からない」というお悩みもあり、その先の答えが見つからなかったのです。

「仕方ない。脳神経外科へ行ってみよう」

そう考えていた昨日の昼休みでした。

偶然出てきた「めまい シャンビリ」のワードから、ついにドンピシャな情報を見つけたのです。

正体は「シャンビリ」

わたしの症状は通称「シャンビリ」といわれる「薬をとらなかったことによる副作用」。

それも、メンタルの病気に使われる薬をやめたときに現れる副作用のようでした

参考になったサイトがこちらです。

薬を止めた時の副作用として、もう一つ有名なのは、SSRI(特にパキシル)で有名な「シャンビリ」というものです。これらの症状は、マイナートランキラザーや睡眠薬とはまた違って、「元々なかった症状が、突然出現してしまう」といったタイプの副作用です。

具体的には、メマイのような独特な身体感覚が突然現れます。それを多くの方が、「シャンシャンする」とおっしゃいます。しばしば、頭の向きを変えたり、あるいは、目を動かしたりする時に現れるようです。また、それとほぼ同時に、身体のそこかしこに、まるで、電気が走ったように、「ビリッ」という痺れのような感覚が現れます。この二つの症状を合わせて「シャンビリ」と、一部の方から呼ばれているようです。

(出典:飯田橋メンタルクリニックHPより)薬物療法 (iidabashi-mental.jp)

そういえば最近、あわただしくて薬も飲んでいなかったかもしれません。時々このような症状があらわれるのも、薬を飲み忘れたときだったかもしれません。そう考えると合点がいきました。

幸運にも休みだった夫に連絡。職場に薬を持ってきてもらい、早速お昼過ぎに服用しました。夜には少し回復。今朝にはすっかりよくなったのです。

まとめ

これまで薬を飲むことによる副作用は知っていても、薬を飲まないことによる副作用は知りませんでした。

よく「自己判断で服用を中止するのはやめましょう」という注意書きがありますが、突然やめてしまうとこんなことも起きてしまうんですね。

抗生物質だけじゃなく、これからはもっといろいろなお薬にも気をつけなければと痛感。薬は正しく使わないと本当にこわいです。

みなさんもお薬を飲むときは、お医者さんや薬剤師さんの言葉を守り、決められた量をちゃんと飲むようにしてくださいね。

症状がおさまったので、今日からまた「ライ活」再スタートです!

【ライ活 15日目 完】
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