逃げるのがうまいと挑むのもうまくなる、という記事の続編です。

自分が過去に辛かった時の話なのですが、自分の中に二つの考えがあって、Aでも有りたいしBでもありたい。どっちに転んでみるべきか迷ってしまって、動けなくなることがありました。

二つの相反する選択肢があると苦しいです。苦しいと感じるのは、思考ベースの思いと感情ベースの思いに、左右から引っぱられるから。

思考ベース・感情ベース、その思いがどちらに属するものなのかがわかって、なおかつその場に応じ自分で選択して動ける人は、自分のことがよくわかっている人だと思います。

話は逸れますが、今【二つ】と書いて。【二つ】って漢字で書くと平行線のまま交わらないですね。【2つ】って数字で書くとつながりますね。意味によって使い分けたいと思いました。。。

話を戻します。

二つの思考に左右から引っ張られ、身動きができなくなりつつも、その時の状況の自分には、ハッキリとした感情が一つだけありました。

こんなかわいそうな自分、みじめな自分は、もうイヤ！！！😭😭😭

自分かわいそう続き、な時期だったのです。この頃は、よくこんなふうに足を負傷してました。哀れ。

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そのときの二つの思考と悩みは、こんな感じでした。

【1】自分を大事に扱ってくれない人物から離れる

【2】大事にされてないというのは自分の勝手な思い込み。相手はそんな気ないから自分が概念を変えて接する

その頃の自分は、自分のキャパシティが伸びるような相手に出会って成長の機会を感じていました。にも関わらず、同時にその相手の言動に傷付いたりシテヤラレテばかりいました。

今思えばこちらが相手に遠慮ばかりしていたり、メンタルが弱かっただけなんですけど。

ただその時は、辛いのでその人からは離れたいけど、そんなことしたらせっかく出会った縁が、ゼロになってしまう。成長もしたい vs 離れたい。そんな二つの相反する思いがありました。

二つの思いのエネルギーのベクトルは真逆なので、自分自身は分裂していて、どちらが本当の自分なのかわからないという別の悩みに発展し、問題をこじらせていました。

ある日、そんな案件をある方に思い切って相談してみたところ、心が楽になる回答をいただけました。

まず、上記のわたしの２つの相反する思いは、感覚としてはどちらも正解とのこと。アリなんです。

ただ、概念をサクッと変えれる時と変えれない時がある、と。だから変えれない時は、一旦その対象から離れるのがよい。

別に物理的に関係を絶たなくても、心の中でその対象との関係を切り離すだけでもよい。と。

その間、一人の時間に自分のコンディションを良くすればいい。ひたすら自分のご機嫌を自分で取ること。

他の誰かにしてもらうみたいに、自分で自分に優しい接し方をして徹底的に自分を癒やしなさいと。

【誰かにしてもらうみたいに自分でする】...その頃はその言葉の意味が全くわかりませんでした。末期でしたね。

とにかく自分が心地よくなるようなことを小さなことから始めればいいと。

いい匂いのお風呂に浸かるとか、温泉に行くのでもいいし、フォトジェニックなスイーツを食べるとか、好きな服を来てめかしこんだりして美を磨くとか…

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自分のコンディションが良くなってくると、いつのまにかその出来事がどうでもよくなっていたり

はたまた、感謝の気持ちが芽生えて、あの時はあんな気持ちになっちゃってごめんなさい...と、その対象と新たな可能性が生まれるかもしれない。

そんな感じのことをアドバイスしていただき、すごく心が楽になり、自分らしさを取り戻そうという気になれました。

ここで関係を終えたらゼロになってしまう、という当初の私の心配は、無用だったわけです。心の中だけで距離を取ればいいんですから。誰にもわかりません。

この対処法は、その場にいながらも見えないようにハードルを下げ、ちょっとだけ気持ちの上でダウングレードする、というニュアンスがあります。

ダウングレードというと聞こえが悪いけど、コンディションが悪い時は自分なりに少しハードルを下げてやるということが大事なのです。

現実問題を解決しようと問題ばかりを見るのではなく、何よりも自分のコンディションを良くすることに尽力するのです。

モヤモヤしたエネルギーを纏ったままでいても、いい決断はできないのです。一旦その呪縛から自分を切り離してやって、好きな自分を構築しながら生活を積み重ねていくうちに、

勝手にいいエネルギーが回りだし、物事が回復していること、あれからたくさん経験しました。

自分自身の気持ちの奥底の願望をよく見つめて、それに忠実に動いてやる、ということが健全な自分に戻れる近道です。

自己犠牲でつぶれがちな人は、身につけたい技法。

自分にとって何が一番大事なのか、状況ばかり見過ぎると迷子になる。見て掘って探り当てるべきは、自分の心の奥。

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静かにそれをやっていると、時間軸の少し先にいる自分が本当の気持ちを教えてくれます。

「本来こうありたかったんじゃない？？」と。

自分の内側からの声をちゃんとキャッチできるように、それだけ。