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大人から子への無条件の肯定が大切な理由 - 自己肯定感を育む家庭の力

現代は核家族化が進んでおり、自己肯定感を家庭で培うことが出来ていない人が多いように感じます。かつては多くの家庭が子~祖父母まで同居しており、特に祖父母の存在は無条件で子に尊厳を与えるものでした。「成績が悪くても、かけっこで遅かったかもしれないけど、お前はうちの孫として元気だから、それだけでいいんだよ」と、無条件に存在を肯定してくれる人が身近にいることは、子供の自己肯定感を育む上で非常に重要です。

1.社会での条件付き評価に縛られずに生きる方法

大人になり社会へ出ると、例えば合コンであれば、相手の大学や勤務先を条件に交渉し、条件で契約することが一般的になります。条件を満たし続けている限りは安心感がありますが、一度条件を失った場合の不安は消えませんし、自分よりも優れた条件を持つ人は無数に存在するでしょう。社会的なステータスや条件だけでなく、自分自身と付き合ってもらえるかということを自信を持って伝えられるようになるには、会社や学校における成績や立場は人生の一部であるという距離感を持つことが重要です。

2.家庭の役割:無条件の肯定と尊厳を守る場所

日本の教育や社会では個人の尊厳を保つことや尊重することがなかなか難しいと感じます。ですから、家庭で無条件に肯定してあげることが重要です。なんだかんだ社会では結果しか評価されません。だからこそ家庭では、社会が見向きもしてくれないその子の取り組みのプロセスや姿勢を評価してあげましょう。家庭は子供にとって、社会的な競争や条件付きの評価から解放され、本来の自分を表現でき、無条件で愛される場所となるべきです。また、そうすることのできる唯一の場所が家庭なのです。

まとめ

人生において大切なのは、自分自身や他人との比較ではなく、自分自身の成長や幸福を追求することです。競争や条件付きの評価は一時的なものであり、人生の本質的な価値を見落としてしまうことがあります。家庭での無条件の肯定を通じて、自己肯定感を培い、他人との比較に囚われずに自分自身を受け入れることが重要です。

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